夕方まで暖かいと言う予報でしたが冷たい風が吹き荒れる最悪な一日となりました。何時もやって来る野鳥も姿もなく前の家の瓦に塒を持つ雀の鳴き声が聞こえるのみです。
高砂人形「徳寿」
「お前 百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の生えるまで」昔から長寿と夫婦円満を願い結納品として使われたと言う縁起雛です。我が家も既に共白髪、穏やかに余生を暮らす身となりました。この人形・高砂は姉夫婦から頂いた物ですが、この人形と同じく長寿を全うした夫婦でした。
現代版、共白髪
昭和初期か大正時代のものか頂いた時に聞くのをウッカリしてしまいましたが、このお雛様も高砂人形と一緒に頂いたものです。今では形見の品となってしまいましたが扇子の素材も象牙と言う丁寧な造りのお雛様です。
この雛様は越前を旅した時に購入した竹人形、竹から滲み出る柔らかさが平安貴族の雅さを見事に作り上げた私のお気に入りの平成のお雛様です。