これから雨のせいか、なんだか温とい夜でございます。
今日は、試験に行ってきました。
まぁ、別に落としてもいいような試験ではあったが、実際受けてみたら「ヒアリングがあります。」とかと言われて焦ったなぁ~。
で、お昼のカレーを食べたんですが、カレーと言えば=インド、っていう図式なんですが、今日食べたのはバングラデッシュのカレー。
インドとバングラはお隣だから、どちらもカレー文化圏なんだろうね。
で、ナスとトマトのカレーを食べたんですが、これがカレーっていうよりも辛いトマトスープって感じだった!
あ、そうか、スープカレーだと思えばいいのだな。
で、インドはわりとベジタリアンが多いので、インド系のカレー屋さんは大体そういう方面の野菜カレーとか豆カレーとかが置いてある。
肉、シーフードカレーONLYというお店はあまりない。
で、バングラの方は、それほどベジタリアン人口多くないのでどうかな?と思ったのですが、やはりそういう傾向も用意されていた。
が、それより驚いた(?)のは、ハラルに基づいた食材を使用しているとメニューに書いて会ったこと!!
おぉ、初めて会ったよ、そういう店に!
ハラルはヒンズー教の教えに基づいた食材処理(主に食肉関係)をされた材料で、ムスリムはそれを守られた食事じゃないといかん、らしいのだ。
ベジタリアン以上に、外食でハラルの店を探すのって大変そうだと思うが、そうか、バングラはムスリムが多いからちゃんとその点が守られてるんだね~。
でもって、さらに驚いたことに、カレーとご飯と小さいナンみたいなやつとサラダとスープで、なんと500円!!
私は追加で、サモサ(餃子みたいなやつ)頼んだけど、それでも合計800円!
会計の時、「えっ!?」って一瞬固まりました^_^;
値段見てなかったんで~^_^;
や、安い~!!
でもって、試験行く前に時間があったので、これを見ました。
MOVIE TRAILER TO KILL A MOCKINGBIRD 1962
『アラバマ物語』午前10時の映画祭で二週間上映中です。
これ、アメリカ映画の歴史とかを語ると、ほぼ必ず出てくる映画なんだけど見たことなくてね~。
制作公開されたのは60年代だけど、その映画の舞台は20年代のアメリカ。
公民権運動がまだ起こる前の、人種差別が一番激しかった時代の、これまた一番酷かったアメリカ南部が舞台。
アメリカ南部の貧しい街で、弁護士の父親と兄と暮らすお転婆少女の目を通して見た、2年間くらいの街の様子、っていう感じの作品です。
で、街で白人の女性が黒人男性に乱暴された事件が起こり、その被告の黒人男性を弁護するのがお父さん。
そういう時代だから、「黒人の悪人の弁護をするなんて、なんつう奴だっ!!」的嫌がらせを受けたりするんだけど、お父さんはあくまで法を遵守する立場を崩さない。
で、当時のアメリカの裁判は陪審員制度(今もか)で、陪審員が全員白人男性でこりゃーダメだ!って感じですな。
いくら証拠とか被害者証言の矛盾を証明しても、皆白人男は「聞く耳持たず」状態。
黒人は頭が悪くて、悪行ばかり行う、っていう偏見を最も強く持ってる人種でね。
日本も陪審員制度やってるけど、これ見ると、なんかなぁ~?って思うよ。
裁判官とかが現実的な庶民感覚から遊離しすぎている判決を下さないように、陪審員制度が用いられたようにも思うけど、反対に素人の悪い面が出るとこうなる!って感じだな。
専門的な知識がなく、偏見やその場の感情で判断する、またそれを弁護側なり検察側が誘導すると、冤罪もかなり起こりうる、っていう欠点。
しかし、なんかそーいう人種差別に凝り固まって、黒人リンチをしようとする白人オヤジたちの顔って、トランプに似てるよっ!!!(爆)
って感じで、結構タイムリーな映画だったかもしれない、50年以上前の作品だけど。
トランプ大統領はこの映画観てるのかなぁ?
で、先にうら話を聞いてからこれ見たんだけど、主人公の女の子は原作者でもあり、よってお父さんも本当に実在の人物であり、兄妹といっしょにいた男の子、彼がトルーマン・カポーティである、って意識して見ると面白いですね~。
カポーティは「ティファニーで朝食を」とか「冷血」書いた小説家で、彼自身を描いた映画もありました(演じたのはフィリップ・シーモア・ホフマン)
50年前に作られた映画でも、やはり今でも語られる名作だけあるなぁ、と思いましたよ。
今のアメリカ人たち(特にトランプ支持者)にも、ぜひ今一度見返して欲しい映画でしたな~。
しろねこさんのねむねむ