なーんか、日が長い・・
ま、それは置いといて、最近読んだ本。
オランダ語のしくみ
白水社のこのシリーズ、面白いんで借りてみました。
別に特にオランダとかオランダ語に興味があるわけでもないが、これがやはり面白い!
まずは、最近未公開部分が公表されたとかの『アンネの日記』
実は、彼女の名前はアンネではなくアネって読むんだって!
Anneだから、ローマ字風に読めば確かにアンネですが、本場オランダでは、Aの後にnが二つ続く場合は、直前のAの音を伸ばさずに短く読め!という意味らしい。
だから、A+ne、でアネ、らしい。
知らんかったー!
同じくKoffieは、コーヒーではなくコフィ、みたいな感じ。
ffは、直前のoの音は短くすべし!という意図だから。
結構、単語の字面だけ見ると英単語に違い感じで、意味もなんとなく想像つくが、やはりローマ字読みとは違うんね、結構。
でも、英語みたいに発音が不規則で読み方わからん!って程でもないとか。
他にも、オランダと言えば画家のゴッホ!Goghですが、実はVan Goghまで言うのが本当だとか。
Van,は出身地とかを示すらしい。
日本だと、鈴木さんだとたくさんいるから、三丁目の鈴木さん、とか交番のはす向かいの家の鈴木さん、みたいな感じかなあ?
あと、ベートーベンも!
ベートーベンの本名(?)はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンLudwig van Beethoven、で、普通ベートーベン、ベートーベンって呼んでるが、実はこの人もvanが真ん中についている、ってことは、本来の意味は、ベートーベン出身のルートヴィヒさん、つう事なんだって!
ベートーベンつうのはフランドル地方の地名だそうで。
日本的に考えると、清水の次郎長、この清水がベートーベン、次郎長がルートヴィヒ、って事なんだ!?
まあ、清水も地名としての清水もあるし、それとは関係なく清水さんつう苗字もあるにはあるが。
とかとか、知ってるようで知らない事が続々と!
他にも、インク、ガラス、コップ、ゴム、スコップ、スポイト、ブリキ、ポンプ、ランドセルなんかはオランダ語由来の単語だとか。
確か、ランドセルはどこかで聞いた覚えがあります。
兵隊の背負ってるリュックみたいなののオランダ語がランドセルで、つう話。
しかし、インクとかガラスって英語じゃなかったのー!?
英語でも言うじゃん?と思うが、確かに英語でも似てるが日本の歴史的に考えると、最初の公式西洋語って多分英語じゃなくてオランダ語だったんだよね、日本。
だから、例えインクやガラスが英単語であっても最初に入ってきた段階ではオランダ語から、と言う事なのかもねー。
英語、って言えば、私はオランダ語ってドイツ語と似てるなーって思ってたんだが、それはオランダ語を知らないからであり、オランダ語にはオランダ語の個性があるそうな。
でも、ドイツ語に似てない?と思ったら、別方面からのネタで、オランダ語はドイツ語と英語の中間地的言葉、つうのがありました。
なーるほど!って思ったのは、オランダ語は名詞が両性名詞と中性名詞の二種類である、つうの。
英語は性別ないけど、ドイツ語だと男性名詞、女性名詞、中性名詞の三種。
ロシア語もイタリア語も三種類。
つまり、三種もあると動詞変化や定冠詞とかが三種別れるのが多いが、英語に関してはそれが基本ない。
ラテン語系言語が簡略化されていく過程で、三種→二種→一種になっていく、その二種がオランダ語では?とかと妄想してみたり、とかねー。
まともに変化形を暗記したり、つうんじゃなくて、ネタ的に、へーっ!的に気楽に読むには最適な文法本だと思います、このシリーズ。
つうわけで、次はチェコ語のしくみを借りてきた。