ゲイツ長官はアメリカ国防総省は、今回の打ち上げに付いて北朝
鮮による大陸間弾道ミサイル開発の一段階だと見ているとしなが
らも、アメリカを恐らく打ち上げを妨害することは出来ないだろうと認
める一方で、もしミサイルがルートを逸れハワイ方面に飛んでくるよ
うな場合には、我々は迎撃の可能性に付いて検討することも在りう
ると述べた。
尚、先週アメリカ太平洋軍のティモシー・J・キーティング海軍大将は、
アメリカ国防総省はオバマ大統領からそうした命令があれば、ミサイ
ルを迎撃する用意があると直接的な発言をしている。
またアメリカ国務省は何度も、北朝鮮当局がいかなるロケットを発射
したとしても、北朝鮮当局が人工衛星の打ち上げだと主張したとして
も、それは国連安全保障理事会決議1675号および1718号違反と見
なすとの、アメリカの立場を説明してきた。
地球の周回軌道上に人工衛星を打ち上げる、衛星運搬ロケットと弾道
ミサイルはほぼ同一の、そして相互に交換可能なテクノロジーを使っ
ている。
これは実際その通りでアメリカもロシアも中国も、その他の国々もそう
した改良型の弾道ミサイルに載せて人工衛星を打ち上げている。
もしそうであるならば北朝鮮が通信衛星打ち上げを計画した場合、どう
したらよいのだろうか。
大砲で打ち上げたり又ハイテクを駆使した、特別のパチンコ様な装置
を発明しなければならないのだろうか。先に言及した国連安全保障理
事会決議1695号と1718号のなかには、
宇宙の平和利用を北朝鮮に禁ずるような文言は含まれていない。
北朝鮮の隣国は全て人工衛星を打ち上げている。
韓国はつい最近も日本の援助で、いつも通りそれを行ったし、ロシア
も韓国の宇宙開発プログラム実現を援助しており、韓国に宇宙基地を
建設中だ。
以前ロシアは北朝鮮に対しても同様の援助、とりわけ人工衛星打ち上
げの際の援助を提案したことがある。
しかしあらゆることから判断して北朝鮮当局は、宇宙空間の開発と研
究に向けた自らの権利を、自主的に実現しうると判断し決心した様だ。
このところ一連の国々が北朝鮮が衛星を軌道上に運搬するため、打ち
上げようとしているロケットを撃墜する場合も在り得ると、脅迫めいた声
明を出しているが、これはまさにダブルスタンダードと言ってよいかも知
れない。
ロシア軍参謀本部次長もそうした見解の持ち主だ。
「北朝鮮のロケット打ち上げが、あれやこれやの国々の安全を脅かすと
いう主張がなされるとき、それは極めてダブルススタンダード的と言って
いいと思う。
一方は多くのことが可能であり、他方はそもそも何をしてもだめだとなっ
ている。
今回の北朝鮮での人工衛星を載せた、弾道ミサイル打ち上げに関して伝
えたいことは、ロシアが持っている技術手段によって我々は宇宙空間を、
軌道上の状況を管理下に置くことが可能だと言うことだ。
宇宙空間に打ち上げられつつある、そして今後打ち上げられるであろう、
全てのものは隠すことは出来ない。
我々と同じようにアメリカもまた、そうした技術力を持っている」
ロシア軍参謀本部次長はこの様に指摘した。
3月27日、日本の安全保障会議は打ち上げ失敗によって、ロケット或いは、
その一部が日本領内に落下する場合に備え、前代未聞の弾道ミサイルな
どを破壊措置命令を発令した。
北朝鮮のロケットの迎撃作戦には、今のところすでに日本やアメリカ、韓
国の海軍の9隻の艦船が参加している。
※国連安全保障理事会決議の数字が異なっている。
3月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
鮮による大陸間弾道ミサイル開発の一段階だと見ているとしなが
らも、アメリカを恐らく打ち上げを妨害することは出来ないだろうと認
める一方で、もしミサイルがルートを逸れハワイ方面に飛んでくるよ
うな場合には、我々は迎撃の可能性に付いて検討することも在りう
ると述べた。
尚、先週アメリカ太平洋軍のティモシー・J・キーティング海軍大将は、
アメリカ国防総省はオバマ大統領からそうした命令があれば、ミサイ
ルを迎撃する用意があると直接的な発言をしている。
またアメリカ国務省は何度も、北朝鮮当局がいかなるロケットを発射
したとしても、北朝鮮当局が人工衛星の打ち上げだと主張したとして
も、それは国連安全保障理事会決議1675号および1718号違反と見
なすとの、アメリカの立場を説明してきた。
地球の周回軌道上に人工衛星を打ち上げる、衛星運搬ロケットと弾道
ミサイルはほぼ同一の、そして相互に交換可能なテクノロジーを使っ
ている。
これは実際その通りでアメリカもロシアも中国も、その他の国々もそう
した改良型の弾道ミサイルに載せて人工衛星を打ち上げている。
もしそうであるならば北朝鮮が通信衛星打ち上げを計画した場合、どう
したらよいのだろうか。
大砲で打ち上げたり又ハイテクを駆使した、特別のパチンコ様な装置
を発明しなければならないのだろうか。先に言及した国連安全保障理
事会決議1695号と1718号のなかには、
宇宙の平和利用を北朝鮮に禁ずるような文言は含まれていない。
北朝鮮の隣国は全て人工衛星を打ち上げている。
韓国はつい最近も日本の援助で、いつも通りそれを行ったし、ロシア
も韓国の宇宙開発プログラム実現を援助しており、韓国に宇宙基地を
建設中だ。
以前ロシアは北朝鮮に対しても同様の援助、とりわけ人工衛星打ち上
げの際の援助を提案したことがある。
しかしあらゆることから判断して北朝鮮当局は、宇宙空間の開発と研
究に向けた自らの権利を、自主的に実現しうると判断し決心した様だ。
このところ一連の国々が北朝鮮が衛星を軌道上に運搬するため、打ち
上げようとしているロケットを撃墜する場合も在り得ると、脅迫めいた声
明を出しているが、これはまさにダブルスタンダードと言ってよいかも知
れない。
ロシア軍参謀本部次長もそうした見解の持ち主だ。
「北朝鮮のロケット打ち上げが、あれやこれやの国々の安全を脅かすと
いう主張がなされるとき、それは極めてダブルススタンダード的と言って
いいと思う。
一方は多くのことが可能であり、他方はそもそも何をしてもだめだとなっ
ている。
今回の北朝鮮での人工衛星を載せた、弾道ミサイル打ち上げに関して伝
えたいことは、ロシアが持っている技術手段によって我々は宇宙空間を、
軌道上の状況を管理下に置くことが可能だと言うことだ。
宇宙空間に打ち上げられつつある、そして今後打ち上げられるであろう、
全てのものは隠すことは出来ない。
我々と同じようにアメリカもまた、そうした技術力を持っている」
ロシア軍参謀本部次長はこの様に指摘した。
3月27日、日本の安全保障会議は打ち上げ失敗によって、ロケット或いは、
その一部が日本領内に落下する場合に備え、前代未聞の弾道ミサイルな
どを破壊措置命令を発令した。
北朝鮮のロケットの迎撃作戦には、今のところすでに日本やアメリカ、韓
国の海軍の9隻の艦船が参加している。
※国連安全保障理事会決議の数字が異なっている。
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3月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル