1010 Radio

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ロシアで未成年の夜間外出を禁止する法案

2009-04-17 | ラジオ
15日、ロシア議会下院国家会議は未成年に対する、夜間外出禁
止令の導入を承認した。
つまりこの法案が上院でも承認され、メドヴェージェフ大統領が署
名した場合、ロシアの各地域はこの法律を施行しなければならな
い。

この夜間外出禁止令は18歳以下の子供たちが、夜間大人が同伴
することなく(?)の場所に行ってはいけないということだ。
インタビューに答えた副議長は、個人の自由を損なうものではない
として、アメリカでは21歳以下の青少年がクラブやディスコに行くこ
とを禁じる法があると指摘している。

一方こうした考えに反対を唱えているのが、社会団体「子供の権利」
会長だ。
会長は外出禁止令が出ている時間に、17歳の少年が母親や父親に
手を引かれてい散歩している姿など想像できないとコメントしている。

しかし議員たちは新たな法律の導入によって、青少年犯罪を防ぐこと
が出来る様にだろうとの見方を示している。

(?)は聴き取れず

4月16日放送 ロシアの声・ロシアのプレスから

犯罪少年―凶悪な10代後半、驚愕の10代前半

大沢 孝征
ザネット出版


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IAEAとの協力を拒否した北朝鮮

2009-04-17 | ラジオ
北朝鮮当局がこのところとった措置の数々に関連して、世界中では朝
鮮半島の非核化プロセスは、北朝鮮がIAEAとの協力を拒否したことで、
まるで船が魚雷に当たって沈みかけている様な状態である。そう捉え
ている。
北朝鮮の核プログラムに関する交渉プロセスは、袋小路に再び陥って
しまった。
北朝鮮はIAEAに対しYongbyonにある原子力研究センターから、監視用
のあらゆる設備を撤去するよう求めた。
そして国際査察団に対しては、近日中に北朝鮮から離れるよう勧告して
いる。

すでに伝えているように北朝鮮当局は、6ヵ国協議から離脱することを明
らかにし、核施設の稼動を再開させ、使用済み核燃料の再処理を再び行
う心積もりのあることを発表した。
北朝鮮当局がこうした行動を取るに至ったのは、国連安全保障理事会が
今月のはじめに北朝鮮が実施した、ロケット打ち上げを批難する議長声
明を出したためだ。
このロケット打ち上げに付いての見解は分かれており、西側諸国と日本
はロケット打ち上げの裏には、大陸間弾道ミサイル実験という意図があ
ると見ているが、北朝鮮側は人工衛星を軌道上に載せるためのものであ
ったと説明ている。

国連安全保障理事会の反応は穏やかなものであったにも関わらず、北朝
鮮当局は議長声明のなかの文言に付いて、ただちに宇宙利用の権利と
主権を侵害するものだとして反発し、強硬な措置を講じた。

とは言え北朝鮮の行動は予言可能なものだった。
と言うのも北朝鮮は外からの如何なる圧力に対しても、鋭くまたは緊張した
病的ともいえる受け止め方をするからた。
しかしこれにも理由がある。長年に亘って北朝鮮は、アメリカのブッシュ前
大統領政権の政策によって、国際社会から孤立したアウトサイダー的な状
態に置かれてきた。

ロシア・グローバル政策ポンド総裁は、北朝鮮に対するアプローチを変える
べきだと主張している。
「国際社会の問題は、この社会が現在然るべく機能していないということに
ある。
様々な国際的な機関があるが、その意見は尊重されていない。
なぜならばアメリカの人々はここ数年、他の国々に対するあらゆる形の圧力、
それが持っていた信用を貶めるようなことをしてしまったからだ。
それ故国際機関の権威や影響力の構図(発音が変)真空地帯が生まれてし
まったのだ。
そしてこの真空地帯に入り込んでいるのは、何も北朝鮮ばかりでは無い」
ロシア・グローバル政策ポンド総裁は、この様に述べている。
北朝鮮をめぐる今の状況は多くの点で、力の弱い国々の利益も、また憂慮の
念も考慮しないアメリカの政策の結果だという意見に、異議を唱えることが出
来る人は殆ど居ないと思われる。

今しなくてはならなくなっているのは、アメリカ前政権の政策によって築き上げ
られた障害物の山を突き崩すことだ。
アメリカのヒラーリ・クリントン国務長官国務長官は、北朝鮮当局がIAEAとの協
力を停止したことは、正しくない措置であると言明した。
またアメリカ国務省のウッド・スポークマンは、北朝鮮は6ヵ国協議の交渉のテ
ーブルに戻るべきだと指摘している。

問題はそうしたことを一体どうやってするかだ。何故なら対話の可能性を少なく
すると、ここ数年の交渉プロセスの間で達成されてきた合意の数々が台無しに
なってしまう脅威に晒されてしまうからだ。

そうしたことを決して許さないこと。それこそが6ヵ国協議に加わっている国々全
ての利益に叶うともの考える。

(?)は聴き取れず
今回、北朝鮮が国連安保の議長声明に敏速に反応したのは、いや反応でき
 たのは自国のミサイル開発が未完全なことを充分承知の上で、核施設の稼動
 を再開させるという計算尽くしのシナリオを用意していたことは想像できる。

原子力の国際管理―原子力商業利用の管理Regimes

魏 栢良
法律文化社


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4月15日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル