世界はロンドンで行われたG20金融サミットでの決定に、肯定的な
反応を示している。
またサミット参加者たちも、また参加しなかった国の政治家らも作
業の結果に満足の意を表している。
このことは証券市場の状況にも現れている。
ロンドンで経済大国の指導者たちは、世界的な経済危機と克服する
ための前代未聞の方策に付いて話し合いをまとめることに成功した。
これから1年半の間G20の国々は経済問題の解決のため、これに5
兆ドルの財政(?)を行うことを決めている。
その五分の一の1兆ドルはIMFに振り分けられるが、これはIMFの貸
付可能資金を増やすだけではなく、危機に苦しむ国々への支援金、
そして金融市場へのコントロールの強化など様々な方策のために使
われる。
こうした合意の内容を経てメドヴェージェフ大統領も、G20の統括討議
の後に開かれた記者会見の席で、話し合いを実りのあるものと評価
することが出来、次の様に発言している。
「これはつまり第一歩が踏み出されたということだ。正しい方向性で行
われる第一歩だ。
もちろん全ての問題を解決できた訳ではないし、またそういった目的も
立てられてはいなかった。
それでも今年2009年の状況を見た場合、これは発展の状況であると私
達は判断した。そしてここで取られた全ての決定は金融支援に付いて
も、市場の安定化に付いても保護貿易主義に関しても、マクロ経済主
義的政策を取る国の責任に付いても、金融制度のその後に付いても全
て完全に具体的なシリアスな決定であり将来を見通したものだ」
メドヴェージェフ大統領はこのように述べている。
ロシアのパートナー国としてもサミットに付いて、より楽観的な評価を行
っている。
フランスのサルコジ大統領は、本日は期待に完全に応えるものであった
と述べ、ドイツのメルケル首相もこの会議の結果を歴史に残るほどの、と
ても(←信号が弱く聴き取れず←)
IMFの理事も新興国に対し国際社会が、実際に支援を行うとする強い気構
えを感じ取ったとコメントしている。
またヨーロッパ・アジア証券取引所も2日、(?)の取引を終えている。
ニューヨークの証券取引所では、原油価格が1バレルあたり52ドル64セント
まで値上がりした。
経済アナリストらはこれを証券市場の活性化を促すものであり、経済が危
機から脱却しつつあるという希望を抱かせるものになったと評価している。
※(?)は聴き取れず
4月3日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル