★Massy‘s Opinion
*日産とホンダの協業化の問題が大きく取りざたされており、Face Bookの僕のページに[News]と言う事で、一部感じる儘に記事を書いたが、早速、見てくれた人からコメントも頂いた。今日本の経済は本当に大きな変わり目に来ている。投票率は低くても、先日の選挙が矢張り民意の現れなのだろう。日産とホンダの問題は、歴史の古い会社の事だから余計に大きな記事に成っているが、日産の危機はゴーンの逮捕された時からもう顕在化されていたのだ。心ある古い日産に務めていたO,Bの中には現職の中枢部に「直言しようよ」と言う意見もあり、数回の会合を持った事もあるが、今の執行部体制では「話をしても嚙み合わない」と言う意見に成ってしまった。3年前の話しである。月日の経つのは本当に早い。此の処、色々、考えて見ると、経営再建には、
1、固定資産の売却
2,人員整理
3,生産性の向上
しかない。特に1項の固定資産の売却は、古い会社ほど取得価格が安く、利益が大きく出る。組織はトップが変われば、否応なしに変わる。僕は、日産にさんざんお世話に成った。それだけにゴーン体制に成り、変わって行く日産を見ていて、ゴーン以降の役員が、みんな給与の額を大きくしたことを聞いている。誰も上層部に従業員に対し自らを律して行こうと言う人は居なかったと思う。遡って、川又、石原さんの時代も、結局は組合対策に追われて来た様に思う。プリンスの合併、愛知機械の合併、その他吸収した部品メーカーも数多い。資本主義とは、こういう物なのかも知れない。唯、ゴーンの逃亡を其の儘にしてして置く日本の政府も関わる行政組織も問題だ。
*一方、三菱の問題は、今回の銀行の貸金庫問題だ。これは代表取締役が、比較的に早期に謝罪会見をしたが、周りのマスコミに取り上げられてからでは遅いだろうと言う考えからだろう。これは、合併、協業化とか言う問題と訳が違う。金庫の中に幾ら入れて居たのか?幾らの価値のダイヤモンドを入れて居たのか?銀行側は返事が出来ない。これから金融機関の間でどんな連鎖が起きて来るのか?決着が着くまで、凄く長い時間が掛かるだろう。三菱グループ全体に関わる問題だと思う。日産とホンダの協業化にも関わる問題にもなって来る。
*日本の「資本主義の在り方」を考え直す事が出て来るのかも知れない。
最近のマスコミを見ていると何かミスリードが多い様に感じる。企業にも流行があり、矢鱈と「ファイナンシアル・グループ」が流行りの様だ。傘下の赤字会社をボヤカス事が出来やすい。僕が労働組合の支部長の時(196、自動車労連の初期である。当時の労働組合は日産のストライキを背景に出来た、労働組合は自ら「生産性向上活動をする」と言う組合の考え方だった。「社会性のある賃金を原価として呉れ、経費ではなく」と言う資本 経営 労働 の3分配を主張した。労働は賃金で社会性のある事と言う訳である。フィナンシアル会社は資本に利益が集まりやすいし、赤字もグループ内で目立たなくし易い。配当は、公定歩合の「+何%」までと言う様な決め方もできるかも知れない。いずれにしても2025年は大きな変化の年に成るだろう。10年後を見据えた国家ビジョンと良いリーダーが必要だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます