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“Talk of the Town” ’18-8-14

2018-08-13 16:21:06 | Massy's Opinion

★Massy’sOpinion

 8/9日 神谷町の夏祭り もう昔の神谷町の住人は周辺の再開発で住人は、殆ど周辺地区にの住まいを移し町並みは殆ど変わってしまった。

 夏祭りだけが、昔の住民が年に一度の顔合わせの日である。ワイフ同伴なので渋谷駅前からタクシーを使う事にして、井の頭線のガード下でタクシーを待つ。直ぐ拾えるだろうと思ったが、中々来ない。兎に角。今の渋谷駅は再開発の真っただ中大変な混雑である。やがて、一台の空車に手を挙げて捕まえることが出来た。僕はタクシ―に乗るとすぐ会社名、ドライバーの名前を見る事にしている。50年位前、財布を落としたことがあったが、翌朝すぐ電話をしたら運よく事務所に届けられて居ことがある。会社は杉並のキャピタルモターさんだった。それ以来タクシーを使うときの習慣にしている。又、「景気の話や、どこを中心に仕事をしているのか?」聞くことにしている。運転手さんは孤独な商売だ「何処の誰か、バックミラーを通してでないと顔も見えない」出来るだけ乗る方も声を掛けてあげる方が運転手さんも安心する。その日乗った車の運転手さんは見るからに若そう。

・「神谷町へ行って...港区だよ」神谷町を北区の神谷町と間違える人が居る。

「済みません、道教えて下さい。僕、今日で2日目なんです」一瞬、驚いた。見るからに若そうだとは思ったが...

「君、二種免、持っているの?」まさか二種免を持たない運転手を使う会社はないだろう。

 ・「君、新卒?失礼だけど、どこの大学?」

 「僕高校から成蹊なんです。大学も...」いや驚いたな。新卒がタクシードライバーになるのが、多いとは聞いていた、特に日本交通さんでは400人位の大卒の入社希望があったとかの噂を聞いてはいたが...オリンピック準備で英語の勉強を始めた会社もあるとか...確かに最近の運転手さんの言葉使いとか応対は目に見えて良くなって来ているけれど...

 ・「君、英語出来るの?僕も成蹊中学、高校は慶応だけどね。成蹊の時、英語は随分勉強したよ。女の先生だったけれど...」

 ・「余りできません。」

 ・「どうして大きな会社に入らなかったの?」

 ・「一度、旅行代理店の会社に受かったのですけれど。如何も僕の性格に合わないようだし、それですぐやめて2種免を取りました」

 ・「ところで、この車どの位は走っているの?40万キロ位?」

 ・「いや、もっと走っていますよ60万キロ位です。新人に良い車は乗せて呉れませんよ」

 さて、この若い子これから70才位まで、事故なし、飽きずに健康でこの仕事、続けられるのだろうか?

 ・「失礼だけど、お父さん何されていたの?」普通のサラリーマン家庭だと屹度この就職を反対したろうに...

 ・「父は今、介護師をしています。昔はジャズのバンドマンでした」

 ・「君、タクシードライバーはいい仕事だよ。いま、新卒でも手取り30万位になるのは、ごく一部、時間は余るだろう...80%の労力をこの仕事に、あと20%は勉強して、何か資格を取りなさいよ。将来生きるよ」父上もきっと介護師の資格を取ったのだろう...

 帰り路渋谷まで、又タクシーを拾う。今度は年配のドライバー。

「ドライバーさん、何年、この仕事しているの?」

 「私はもう67歳になるんですよ。会社定年になってから始めました。年金貰えるし。海外旅行が好きでね...年に一度は行くことにしているんですよ」

 「僕も好きだけどこの年ではね。何処へ主に行くの?」

 「東南アジアですね。ヨーロッパ、アメリカは遠いいから行きません、マカオが好きですね...」

 「僕も好きだよ。カジノ?」

 大小しかやりません。この仕事、旅費稼ぎと孫の小遣いですよ...」

 「幾つまでやるの?今のペースなら元気なうちはズ~ッとやろうと思っていますよ」

 次のタクシー渋谷から浜田山まで...大日本交通さんの車、懐かしい。その車のドライバーさんは、2年ドライバーをやって普通の会社で働いて又、タクシーに乗っているそうだ。

 「タクシー良く禁煙にしたね?」

 「私、大賛成なのです。あの運動している渡辺さんと言う人知っていますよ。事務所にも行きました」

 「へえ、驚いた。彼は早稲田の野球部でね。僕の会社で野球部をやって居て僕が監督の時のショートだよ。まあ、父上の関係もあるけれど、タクシー業界の「全乗連」を良く纏めたよね。あれで、「禁煙運動」は峠を越えたと思ったよ。それにしても、貴方、詳しいね。本物だ」

 いや、驚いた「禁煙運動」もここまでくれば本物だ。それにしても、渡辺文学君も「禁煙ジャーナル」こんなバックアッパーが居るなんて...

 「クシー会社もナビの交換大変だね費用は掛かるし道はどんどん新しくなるし...」

 「そうなんですよ。コンピューターはドンドン進歩しますしね...私は自分で機械を作るんですよ。秋葉原で部品を買ってきて組み立てるんです」

 「お宅の会社、元の社長さんとはLPGの講習会で台北に二度、香港、北京、上海等各地に行ったことがあるんですよ。社長は九州帝大出の海軍少尉かな?もう代が変わってしまったけれど、貴方なんか先代と話が合うんじゃないの...随分、お世話に成りましたよ」

 今、トヨタがJpnTaxiと言うタクシー専用車を作って居る、僕は「トヨタ良く踏み切ったな...」と思ったし、いい車だと思う。しかし、意外にドライバーさんの評判は今一つなんだ。理由は、車いすを載せる時、意外に時間が掛かるらしい。燃料はLPGのハイブリッドだ、日産は遂にタクシー車を辞めてしまったし、世界を考えればまだまだタクシー車の市場はあると思うのだが...

 今日は3人のタクシードライバーさんと話が出来たが、二台目のドライバーさんから大日本のドライバーさんまで世相と車の事と有意義だった。

 この間、乗った車は75万キロ走っていると言う。昔は大体、4年35万キロから40万キロで代替だった。35年前の日産車は耐用走行キロ50万キロが開発目標だった。僕たちが’96年にミヤンマーへ輸出した車はミヤンマーの国にお金がなく、タクシーの中古車を350台輸出した事がある。4年前にヤンゴンを尋ねた当時の仲間があの時の車がまだ走っていますよと写真を撮って来てくれた。勿論エンジンは、韓国製か中国製の物に変えているらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 


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