「博士の愛した数式」という小説を読んだ。交通事故で80分たつと記憶が元に戻ってしまう数学者と家政婦とその子供との物語。「単騎千里を走る」を見たとき映画館が宣伝をしていた。見たいと思ったが、機会がなかったので原作の小説を探したら先日見つかったので読んだ。交通事故で80分たつと記憶が元に戻ってしまうという記憶障害を扱った映画はかつて見たことがあった。そこからヒントを得たのではないかと思われる。一昨年娘の結婚式でハワイに行った帰りに飛行機の中で見た。「1日たつと記憶が戻ってしまう娘」の話し。ネットで調べたら、その映画の題名は「50回目のファーストキス」だった。
本題へ戻る。「博士の愛した数式」という小説は、上の映画のパクリかも知れないが、作者の小川洋子氏によって、記憶障害と数学者をドッキングさせたのは面白い発想である。数学者の描写や数学の話題は数学者の藤原正彦氏を訪ね取材したことによるところが大きい。私自身も数学をかじった者のはしくれなので大変興味深く読ませてもらった。素数や整数論のところも面白い。数学の話題が身近で素人受けする。これが微積分の話題だったらこの小説は売れなかったろうし、映画化もされなかっただろう。さて博士の愛した数式とはどんな式だったのか興味深く小説に目を通したところ、「オイラーの等式・・・eのパイアイ乗プラス1イコール0」というものだった。小説ではこの式を大変大事に表現している。数学にあまり縁のない人には不思議な式なのだろう。美しい式ではあるが・・・。読後感はほのぼのとした感じ。みなさんはどうだろうか?
本題へ戻る。「博士の愛した数式」という小説は、上の映画のパクリかも知れないが、作者の小川洋子氏によって、記憶障害と数学者をドッキングさせたのは面白い発想である。数学者の描写や数学の話題は数学者の藤原正彦氏を訪ね取材したことによるところが大きい。私自身も数学をかじった者のはしくれなので大変興味深く読ませてもらった。素数や整数論のところも面白い。数学の話題が身近で素人受けする。これが微積分の話題だったらこの小説は売れなかったろうし、映画化もされなかっただろう。さて博士の愛した数式とはどんな式だったのか興味深く小説に目を通したところ、「オイラーの等式・・・eのパイアイ乗プラス1イコール0」というものだった。小説ではこの式を大変大事に表現している。数学にあまり縁のない人には不思議な式なのだろう。美しい式ではあるが・・・。読後感はほのぼのとした感じ。みなさんはどうだろうか?