今野さんからコメントがあったので、0について書いてみます。文献で確かめていないので、雑ですが・・・。
ヨーロッパ圏で0が発見されなかったのは、十進法が採用されなかったことからくるものではないかと思います。でもローマ数字はI,II,III・・・。で、10はXで、20はXXになっていますから、十進法は使っていたようです。でも、12進法が発達していて十進法は徹底されていませんでした。中国は十進法です。これがインドに伝わった可能性があります。
インドのそろばんでは、中国や日本と同じに10ずつ繰り上がるしくみのそろばんがあったようです。石板に区切りがついていて、各位に石をおいて計算したとか・・・。
356-214は
|○○○|○○○○○|○○○○○○|これが356で○が石というように、各位にアラビア数字の3、5、6が対応しているわけです。
ここから214を取り去って、
|○|○○○○|○○|を得て、それが142となった。
この方法で引き算をすると空位が生まれます。
例えば、653-251=402です。
十の位の○○○○○から○○○○○取り去ると、空位になります。
こうして402は生まれました。
|○○○○| |○○|
始めはこうでしたが、
十の位の空位をはっきりさせるために、特別な貝を置いたそうです。
|○○○○|● |○○|
やがてこの貝●にあたる数を作ったのが0の始まりと言われています。アラビア数字には1~9までありましたが、0はありませんでした。
そんなわけで、0はインドで発見されたと言われています。
数を表す記号「数字」は各所さまざまでしたが、数そのものは、人類が狩や牧畜の生活をする中で、発見されたと言われています。
○○○ ●●● ××× ◎◎◎ □□□ △△△
○、●、×などはそれぞれ数えられるものだと考えると、これらに共通することは何でしょうか?
そのイメージは粒が3つ「・・・」ということです。これが3になります。数えるものが多くなるので、自分の手の指、足の指などを対応させ、これが十進法に発展したのでしょう。12進法は12の約数が多いので、十進法より生活上便利だったと言われています。また、月が1年間に12回満ち欠けすることも関係があるようです。
英語のeleven twelveは12進法の名残りです。ten-one、ten-twoとは言いません。ドイツ語にも11、12を表す特別な単語があります。また英語のscoreは20ですね。
ではどうして中国やインドでは十進法が盛んになったのでしょう。歴史をたどってみる必要があります。数学史などの文献をあたってみることにしましょう。それは今度。
今野さんのコメントには『「数」は人間より前にあった神の用意したものだそうです。』とありました。数は神聖なものと言われていました。私は数は人類の生活の必要から生まれたもので、人類が作り出したものだと思っています。人類が生まれる前からあったのを人類が発見したという説もありますが。
西洋で「神」というのは、日本のような多神でなく「1神」だと理解しています。この「神」は、たぶん「真理」を指しているのではないかと私は思っています。人間が真理を探究する中で数が発見されたのではないでしょうか。
ヨーロッパ圏で0が発見されなかったのは、十進法が採用されなかったことからくるものではないかと思います。でもローマ数字はI,II,III・・・。で、10はXで、20はXXになっていますから、十進法は使っていたようです。でも、12進法が発達していて十進法は徹底されていませんでした。中国は十進法です。これがインドに伝わった可能性があります。
インドのそろばんでは、中国や日本と同じに10ずつ繰り上がるしくみのそろばんがあったようです。石板に区切りがついていて、各位に石をおいて計算したとか・・・。
356-214は
|○○○|○○○○○|○○○○○○|これが356で○が石というように、各位にアラビア数字の3、5、6が対応しているわけです。
ここから214を取り去って、
|○|○○○○|○○|を得て、それが142となった。
この方法で引き算をすると空位が生まれます。
例えば、653-251=402です。
十の位の○○○○○から○○○○○取り去ると、空位になります。
こうして402は生まれました。
|○○○○| |○○|
始めはこうでしたが、
十の位の空位をはっきりさせるために、特別な貝を置いたそうです。
|○○○○|● |○○|
やがてこの貝●にあたる数を作ったのが0の始まりと言われています。アラビア数字には1~9までありましたが、0はありませんでした。
そんなわけで、0はインドで発見されたと言われています。
数を表す記号「数字」は各所さまざまでしたが、数そのものは、人類が狩や牧畜の生活をする中で、発見されたと言われています。
○○○ ●●● ××× ◎◎◎ □□□ △△△
○、●、×などはそれぞれ数えられるものだと考えると、これらに共通することは何でしょうか?
そのイメージは粒が3つ「・・・」ということです。これが3になります。数えるものが多くなるので、自分の手の指、足の指などを対応させ、これが十進法に発展したのでしょう。12進法は12の約数が多いので、十進法より生活上便利だったと言われています。また、月が1年間に12回満ち欠けすることも関係があるようです。
英語のeleven twelveは12進法の名残りです。ten-one、ten-twoとは言いません。ドイツ語にも11、12を表す特別な単語があります。また英語のscoreは20ですね。
ではどうして中国やインドでは十進法が盛んになったのでしょう。歴史をたどってみる必要があります。数学史などの文献をあたってみることにしましょう。それは今度。
今野さんのコメントには『「数」は人間より前にあった神の用意したものだそうです。』とありました。数は神聖なものと言われていました。私は数は人類の生活の必要から生まれたもので、人類が作り出したものだと思っています。人類が生まれる前からあったのを人類が発見したという説もありますが。
西洋で「神」というのは、日本のような多神でなく「1神」だと理解しています。この「神」は、たぶん「真理」を指しているのではないかと私は思っています。人間が真理を探究する中で数が発見されたのではないでしょうか。