TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

正五角形の探求-3

2008年03月18日 17時05分22秒 | 数学
半径1の円に内接する正五角形の頂点の座標から,円周等分方程式
x^5-1=0 の5つの解が得られます。

図1


 そのために,図1を90度回転させて,座標軸を入れます。

図2


ここでBの座標を求めましょう。Bの座標が求まると,点Bが表す複素数が
求まりますから,円周等分方程式の1つの複素数解が分かります。

Bからx軸に垂線BGを引くと,

△AFO≡△BGO(直角三角形の斜辺と1つの鋭角)
   (∵∠F=∠G=90度 斜辺OA=OB ∠Oは共通)

したがって,図2のように,OG=a, GA=b

a=(sqrt(5)-1)/4

BG^2=OB^2-a^2=1-{(sqrt(5)-1)/4}^2=(10+2sqrt(5))/16
BG>0
BG=sqrt(10+2sqrt(5))/4

したがって,x^5-1=0の解のうち,点Bが表す解は

(sqrt(5)-1)/4+i*sqrt(10+2sqrt(5))/4 となる。

数学表記ができる「hatenaブログ」にアップする予定です。





コメント (2)
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