お囃子の太鼓をたたいているうちに、少しずつ笛との関係が頭に入ってきた。笛を聞いてたたくことを目指すことにした。そのために笛の譜を再び調べることにした。
お囃子の譜は西洋音楽の譜とはちがって、言葉で覚える。笛なら「トヒャラフ~」とか、太鼓なら「テンスケスケテン」とか。 ところが、この言葉ではリズムが分からないことが多い。
太鼓なら「テンテンテケテン」だとテンで1つテンで1つテケで1つテンで1つ計4つを1234と数えている間にテンテンテケテンと打てばよい。テのところが1234のところ。
で、お囃子では1234は4拍ではなく2拍。ブログやワープロでは西洋音楽の四分音符や八分音符が書けないので、説明が難しいが、要するに2拍子で、8ビートになっている。また、「トロスコトントロスクトロスクスク」や「トロツクツクツク」などは16ビート。まあこんな具合だから、なかなか大変。
太鼓ではこのように何とか拍が分かるが、笛は分からない。そこでMP3プレーヤーで何度も音を聴くと、やっと分かったのが
笛では「ピシリとかピシとか言う表現は一定の指遣いになっている」
「ピ」では ●○● ●○○● 箕輪の譜では「1 34 7」
図の●や○は左手人差し指、中指、薬指、
右手人差し指、中指、薬指、小指がふさぐ笛の穴が●はふさぐ、○は開けることを表す。
でこの音はチューナーでは「B」。笛は三本調子で基準音はGだから「ミ」の音になる。
とまあこんな具合に音を調べている。笛の譜は難解で、リズムも音程も分からないから、歌の文句と思って歌うしかない。
それでも、最近分かったのが
ヒャライ オ ヒャライ オのあとの
ヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリ
がどうなっているか?
実は、
ヒャライ オ ヒャライ オ は全部で4拍。
ヒャライで1拍。オで1拍となる。
ところが、 ヒャーイリヒャーイリはこれで2拍
だから、
ヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリヒャーイリ
で8拍。
笛の譜を見ているとあっという間に曲が進んでいって、譜を見失ってしまう。
譜にはリズムが記録されていない!
また、分析だ。