∠APB(円周角)=(中心角)÷2
こうして∠APB(円周角)は円周上で一定になることが分かる。
しかしこのことは、点Pが半径BOの延長と円との交点から半径AOの延長と円との交点の間の円周上にあるとき
には上の理由で成り立つ。
点Pがそれ以外の位置にあるとき、すなわち∠APBの辺APかBPが中心角∠AOBの辺OAやOBと交わる時は上の理屈は
あてはまらない(下図)
教科書では下図のように補助線POを引き、円との交点をCとして、
∠APB=∠APCー∠BPC
ここで
∠APC=∠AOC/2
∠BPC=∠BOC/2
であるから
∠APB=∠APCー∠BPC=∠AOC/2ー∠BOC/2=(∠AOCー∠BOC)/2=∠AOB/2
これより
∠APB=∠AOB/2 を導いている。
これが結構生徒には分かりにくい。
ではどうするか。
つづく