ピアノ、B♭クラリネット、Aクラリネットそれぞれの譜面上の音を
実音と比べてみると下の表のようになる。
実音 | A | A# | B | C | C# | D | D# | E | F | F# | G | G# | A | A# | B | C |
B♭ | D♭ | E♭ | G♭ | A♭ | B♭ | |||||||||||
ピアノ | ラ | シ | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド | ||||||
B♭クラリネット | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド | ||||||||
Aクラリネット | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド |
「ドレミファソラシド」は下のような譜面になる。
ピアノもクラリネットもこの譜面を演奏した時、それぞれ上の表に示した音が出る。
この譜面を演奏するとB♭クラリネットではピアノで
B♭クラリネットはピアノと同じ譜面を演奏すると1音低い音を出すことになる。
この音階は変ロ長調で、♭が2個の調になる。
B♭クラリネットでピアノでいう ハ長調の音階を演奏するためには
1音ずつ音を上げて演奏することになる。
ピアノのドの音を出したいときはクラリネットはレを吹かねばならない。
つまりクラリネットでは「レ」から始まる音階を吹く。
これはB♭クラリネットに取ってはニ長調になる。
ピアノのハ長調を1音上げていることが分かる。
B♭クラリネットでピアノの譜を見ながら演奏するときは1音上げ
#を2つつけて演奏する。
ピアノがハ長調ならクラリネットは1音高いニ長調、
ピアノが#1個のト長調だった時は1音高いイ長調でこれは#3個
以下、ピアノの調とそれに合うクラリネットの調を一覧にしてみる。
ピアノ | 変ニ長調 | 変イ長調 | 変ホ長調 | 変ロ長調 | ヘ長調 | ハ長調 | ト長調 | ニ長調 | イ長調 |
♭5 | ♭4 | ♭3 | ♭2 | ♭1 | #1 | #2 | #3 | ||
B♭クラリネット | 変ホ長調 | 変ロ長調 | ヘ長調 | ハ長調 | ト長調 | ニ長調 | イ長調 | ホ長調 | ロ長調 |
♭3 | ♭2 | ♭1 | #1 | #2 | #3 | #4 | #5 |
これの表を見るとある規則に気づくと思う。#をプラス、♭をマイナスと考えるとよい。
つづく