TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

学習教室で(式による説明)1

2016年12月22日 09時45分01秒 | 数学

 学習教室で2年生を教えている。本人は不登校の生徒だが、理解力がある。
中2の計算からはじめて、一度1年の方程式に戻ったが、再び2年生の
内容に入った。
「式の計算」の単元も計算はスムーズに理解出来た。いよいよ「文字式の利用」
に入った。
 「式による説明」の所。ここは家庭教師をしていたときも、指導が難しかった。
教科も変わり、内容が易しくなったようだ。

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例1 3つの続いた整数の和は3の倍数になります。
   このわけを,文字を使って説明しなさい。
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 前の教科書では「5つの続いた整数の和」となっていたが、扱いを簡単にしたようだ。
逆に、内容が面白くなくなったような・・・。

以下教科書の解答はこうだ
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[解答] 3つの続いた整数のうち、もっとも小さい整数を n とすると、
   3つの続いた整数は
   n, n+1 , n+2
   と表される。したがって、それらの和は
   n+(n+1)+(n+2)=3n+3
           =3(n+1)
   n+1 は整数だから、3(n+1)は3の倍数である。したがって、3つの
   続いた数の和は、3の倍数になる。
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何度も生徒に教え、個人指導もしいろいろやってみた。今回の生徒も
そうだが、皆 3n+3=3(n+1) のところで引っかかっていた。

 このときはまだ教えきれなかったが、どうやらここの教え方のポイントが
分かって来たようだ。

つづく








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