ピアノでこの調のとき。
B♭クラリネットではこの調になる。
なぜかというと、ピアノで「ド」の音をB♭クラリネットで出そうとすると
B♭クラリネットではピアノよりカラオケでいうと–2だけの違いがあるからだ。
もう一度おさらいしてみる。「ド」というと色々な調で「ド」の音が違って
くるので、ややこしいが、音名「ハ」のこと。Cの音である。
一方、B♭クラリネットの譜面上「ド」は実音ではB♭の音、音名では「変ロ」
つまりピアノでシフラットの音になる。
B♭とCの音の差はカラオケでいうと2つの音の差になる。
ピアノでドレミファソラシドと同じ音を出そうとすると、
B♭クラリネットでは、譜面ではレミファ# ソラシド#レの音を出す必要がある。
譜面でピアノはハ長調。一方、クラリネットはニ長調となる。
ここで数学を移調に当てはめてみよう。
B♭の調は、♭が2つ。
ここで#をプラス、♭をマイナスに数えるとする。
B♭の調の楽器は♭が2つの調だから、これを-2の調と考えて、
ピアノでいうハ長調、つまり#も♭もない調、これを0の調とする。
B♭の調からつまり-2の調が0の調に合わせるためには+2だけ音を上げれば
良いと考えられるから、+2の調、ニ長調となって、
この調子で演奏すれば良いことになる。
この説明では調の記号だけで音符がないから分かりにくいと思うので、
後日、音符と表での説明をアップする予定。
つづく