ピアノ調、B♭調、A調の#や♭の数を表にまとめた。表の訂正。「同名異調」
ではなく「異名同音調」が正しい。

#や♭は7個までの調がある。
同名異調もあるので、クラリネットでは#や♭が少なくて済む方の楽器を使う。
例えばB♭のクラリネットならピアノで♭5個の調までは♭3個まですむ。それ以上に
♭の多い調であれば、同名異調ということで♭6個の変ト長調なら嬰へ長調として#6個
だからA管を使えば#3個で済む。♭7個は#5個と同じなので、A管で#2個で済む。
逆に#の多い調ではA管を使うが、嬰ハ長調のときは変ニ長調だからB♭管で♭3つで済む。
いずれにせよ#や♭3個まで頑張ればすべての調に対応できることになりそうだ。

ここまでクラリネットの調について書いて来たが、なぜ#が+で♭をーと考えると
うまく説明がつくのだろうか。
それは音律と音階の起源にさかのぼることになる。音階とは、音律とは、調とはという
ことなのだが、これが数学と関係するので面白いと私は思う。
機会があったら、音階と音律、数学の話しをアップしたい。
ひとまずこれでおわりとする。
おわり