まつや清の日記 マツキヨ通信

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澤田祐介長野県副知事に医療行政についてお話を聞く

2006年08月03日 | イベント
 昨日に引き続く長野県医療行政についての政策研究は、自らも医師として医療行政にかかわり続けている澤田祐介長野県副知事からの直接のヒアリングでした。一応の質問項目を事前に提出していましたが、話はもっと根源的なものでした。

 澤田副知事のパワー溢れるその話しぶりは、現場をきちんと把握している人のみに発信できる説得力のある医療の原点でした。まずは、長野県の全体を立体的にあらわした鳥瞰図の説明からでした。そして、全県の病院群の存在を表す地図。

 批判は何であれ、調査から始まるとするその姿勢に自らの力不足を感じさせられてしまいました。静岡県の県立3病院の地方独立行政法人化の批判の前に静岡県の医療の実体を数字も含めてきちんと示しうる事の重要性を指摘されました。

 極めて鋭いいくつかの示唆を受けました。具体的内容については機会を改めますが、なぜ澤田氏が副知事に任用されているのか充分に理解できる1時間半でした。様々なデータを揃えて再度お目にかかりたいと思ってしまいました。

 ヒアリングの中で手渡された「救急医療に関する特別委員会報告 新たな救急医療体制~信州モデル構築への提言~」を帰りの電車の中で読みました。行政文書として稀に見る激しい論調での問題点を指摘する内容に思わず吸いこまれました。

 「この報告書が私の長野県医療行政におけるバイブル」ですと語っていただいた副知事の自信に満ちたその発言に、大いなる刺激を受けました。まずはこれを読みこなし、静岡県の医療行政の原点を明確にしてみたいと思います。

 澤田副知事は救急医療を専門としていますが、県健康福祉部技監の土井弘幸氏とも一緒に仕事をした経験があるとの事で、また、沼津市での医療経験もあり、静岡県については行政的知見も明るい方でした。元気がわいてきました。

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