本日10:00から始まった特別委員会冒頭で鈴木和彦委員長から「関心の高いテーマでありますのでお知らせしますが小沢一郎氏の無罪判決がでました」との紹介が行われました。今日は、議会基本条例の粗案と前文の最終合意の場。
会派「虹と緑」としては前回の報告でも紹介していますが「大方の合意というは少数の異論の存在があることであり、その取り扱いが明確でない段階でこの粗案と前文についての賛否は保留する」を今回も意見として述べました。
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午後から、議会改革の一環で議長選出過程の透明化ということで立候補者の所信表明演説会が開催されました。明日27日に議長選挙がおこなわれます。写真は今日の演説会のものです。私自身の発言原稿をも添付します。
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市議会議長年候補者演説会 2012年4月26日
「1」この時代の全国の先頭に立つ静岡市議会
私自身は政令市の市議会議員としては新人ですが、議員活動歴から言うと紆余曲折の中でベテランの側の末席に位置しています。常に初心を忘れずの精神と、静岡市議会の水準が全国のトップを走っている、そうあり続けてほしい、そんな思いで議長に立候補しております。本会議では、「県議会に帰れ」というヤジも頂いておりますが、静岡市議会をこよなく愛しておりますのでご理解をいただきたいと思います。また、議会改革特別委員会という改革の成果の一つとして今回の議長選出過程の透明化の中で発言の機会であり、特別委員会、各会派の議員の皆さんのご努力に敬意を表するとともに感謝を申し上げたいと思います。
静岡市議会議長立候補所信としては、二つの基本認識を持たねばと考えております。
1、東日本大震災、福島原発事故、1000年に一度の地震災害と10万年の管理が必要となる放射性廃棄物をもたらす原発災害を経験している中で、地震国という制約と人類は原子力をコントロールできないという自然観、科学観、社会観をもとにした政治思想が求められていること。
2、政権交代をした議院内閣制である国政が、決められない政治、動かない政治、と揶揄される中で、二元代表制における唯一の議決機関の果たす役割、つまり、少数意見の代弁者の合議体である議会が塾議と対話の民主主義をベースに国の政治の質を越えるスピードある政治が求められていること。であります。
「2」立候補にあたっての公約 3点を掲げたいと思います。
1、議会の権限の拡大と塾議の議会を実現すること
2、議会のパフォーマンス=見えるかを実現すること
3、広域行政における政令市議会役割を議会事務局機能の強化など通じて実現すること、です。
1の権限拡大については
① 委員会の審議を市長提案の議題審査の狭い枠でなく、所管事務調査制にすること、や
② 年4回の議会、それぞれにおいて少なくも一つの議題については、議会運営委員会協議を通じ参考人、公聴会制度を活用する、ことを進めたいと思います。
2の見える化については
ポスター、FMラジオ、議会だより既に実施されてもいますが、議員、議会が何をしているか納税者の方々に十分に伝わっておらず、公務員同様な政治家バッシングは極めて大きなものがあります。
① 議会棟、本庁舎に、議会スケジュールや各会派の公開可能な活動についての看板を出す。例えば今日の立候補者演説会、とにかく議会が何をしているか、伝えたいと思います。
② 議会報告会の開催は、議会改革特別委員会で大方の合意から外れましたが、実現が求められます。
③ 議会傍聴ですが、学校だけでなく、地域の自治会、企業との防災協定のような傍聴参加協定の締結を進めたいと思います。
3の政令市議会の広域行政への役割ついては
① 県知事、浜松・静岡市長定例協議に対抗して県議会、浜松、静岡市議会議長による定例協議会を開催すること。
② そのためには、議会事務局の政策立案など機能強化と議会事務局職員の県・政令市議会間の人事交流、ひいては県内全体の議長会による独立した人事体制を作り上げること。
③ 議長記者会見は市長同様に2週間に一度の実施し、議会活動の認知、議長、議会の権威を高める必要があります。
以上ですが、明日の27日の議長選挙においては、ぜひとも多くの皆さんの投票を期待して所信表明を終わります。