まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

ウイキリークリーの威力

2010年11月30日 | ニュース・関心事
インターネット社会がもたらしてくれる情報公開の新たな分野とでもいうべきか「ウイキリークリー」が公開を始めたアメリカの秘密公開文書25万件の外交情報。内部告発をした兵士は軍に拘束されているとのことです。

まだほんの一部分。マスコミ通じて伝わるアメリカ外交のレベルや各国の同じく外交筋のレベルもあらわになってこれが外交か、と思う反面、尖閣(釣魚)諸島めぐる海上保安庁の情報管理と同じくアメリカ軍もズサン?!

日本警察の公安情報も情報管理のズサンさから外部流失し、それが本になることから個人情報に関わるとして関係者からの異議申し立てがなされ、発売の禁止命令が裁判所から出されたという事態が生まれています。

海上保安官のビデオ流失事件めぐる捜査でグーグルもサーバもみんな犯罪捜査ということで関係する情報は警察当局に手渡されました。インターネットでの匿名性という原理も警察権力の前では何の抵抗無しの現実。

一方で、時期と共に義務付けられて表に出てくる外交文書情報。ネット社会の公開と保護、何がその基準で何が論点となり、何が引き起こされているのか、きちんと議論をしていかないとついていけない現状です。

「命使ったか」と『龍馬伝』終わる

2010年11月30日 | ニュース・関心事
『龍馬伝』が「龍の魂」を最後にエンヂィング。私自身は新潟県人会忘年会で観ることができず、BSの再放送で終盤のみ。最後の「命を使ったか」と語りながら中岡慎太郎と死んでいくシーン。死なせたくなかった龍馬。

薩長連合、大政奉還と次々に幕末の節目節目で大活躍した志士の1人、坂本龍馬。年間視聴率18,7%、最終回は21,3%、観ていた多くの方々、沖縄県知事選挙の当選結果テロップに抗議の声が届いているとのこと。

テロップは流すべきでなかったか。終わるまで待てばよかったか。色々な思いが交錯する所です。確か、かなり前に新人・松坂大輔の西武の試合で予定番組を変更して生中継に切り替えた「粋な計らい」もありました。

歴史に英雄がおり英雄待望論もあり、しかし英雄1人で歴史を作ることはできず「生きる命ひとうひとつ」は皆大切な平等な命。中国の英雄、毛沢東が1927年農民運動についての「湖南省の報告」を行っています。

その前文に「この書は倒れた同志の血によって書かれている」。歴史はまさに「時代に引き寄せられ、時代に捨てられていく」(久坂玄端の言葉)多くの命によって創られていきます。「血の出ない戦争」=選挙、どうみるべきか。

ヨンピョン島の基地と沖縄の「普天間基地」

2010年11月29日 | ニュース・関心事
ヨンピョン島への北朝鮮の軍事挑発に米韓合同演習が始まり日本のアメリカ軍基地が一斉にその訓練下に入り、ロシアの北朝鮮労働者が戦争体制に向けた「帰還命令」、中国の対話呼びかけ、まるで戦争前夜のような様相です。

そして、沖縄県知事選挙でのイハ氏の敗北と仲井間知事の誕生、政府の日米合意の遂行のための沖縄との対話攻勢。しかし、沖縄は両候補ともに「県外」「国外」、まさに最低でも「県外」が沖縄の民意です。

北朝鮮の攻撃に日本は備えられるのか、尖閣列島に続いて巻き起こりつつある日米同盟強化の声。「アメリカ軍は沖縄のためにだけいるのではない。日本全体で日米安保を考えるべきである」をどう受け止めるべきか。

世界で一番危険な「普天間基地」周辺、まさに基地と生活空間が一体であることの怖さ。それが実証されたのがヨンピョン島基地とすぐそばの市街化区域。日米強化論者はヨンピョン島と沖縄をわが身のこととしているのか。

ヨンピョン島の被害の惨状はまさに沖縄だけでなく基地と隣り合わせの生活空間で起こる事。軍事力で対抗すれば安心、と安全地帯にいて言っていていいのか。基地縮小、それが一番の安全。軍備拡大でなく軍縮を、です。

木魂庵と『曲がったキュウリの時代」精神

2010年11月28日 | ニュース・関心事
今日、木魂庵の食事会があり宮澤議員も含め参加させていただきました。とにかく面白い家を建てたかったという八木博さん。家に裏と表を作らず玄関が四方にあります。筋交いは隠すものが常識なら見えるようにしよう。

柱は大黒柱、床の間の柱とか区別して注目されるなら全部同じ柱の大きさ。縁側の床板はチベット産。とにかく捨てられる、拾った木材で家をつくろう。銘木でなく変木を大事にしよう。節があるなら節をそのまま生かそう。

次から次に語られる木魂庵を作った動機。聞いていて、なるほど、成程の連続で常識が覆されていきます。とにかく木(気)が入っています。食事会には静岡の木材関係の代表的存在の影山弥太郎さんも同席で話が弾みます。

安池康之さんが「木は腐りますか。今軟弱地盤の土壌改良でコンクリート杭と木材杭を比べると木材の方が長持ちするって言う説がありますか本当ですか」に更に熱がこもります。答えは「腐る木も腐らない木もあります」。

「駿府城の巽櫓を再建するとき家康が立てた頃の地盤強固剤の松の木が出てきたが何にも腐っていなかった、コンクリートの中の鉄筋が錆びて2倍に膨張するのでボロボロになってしまう、木の杭のほうが長持ちします」。

大手住宅メーカーが盛んに使っているフィンランド産ホワイトウッズは20年もたないという理由についても聞きました。聞きながら、「曲がったきゅうりの時代」精神と重なり合う部分ばかりだということに気がつきました。

第25回「きよしとこの夜」、参加者がどんなに少なくてもやり続けないといけないと強く感じた次第です。

第25回「きよしとこの夜」12月4日静岡市民文化会館15:30~19:30

2010年11月27日 | ニュース・関心事
私自身が初めて市議会議員選挙に挑戦した1987年の前年の12月に第1回目がはじまり、以来この時期に毎年開催してきました「きよしとこの夜」、もう25回目になってしまいました。始まった時は35歳、準備したのも同年代。

全共闘運動やベトナムに平和を市民連合に参加した世代を代表する政治参加スタイル。私自身が「街と生活を考える市民センター」の事務局長を務め「共同購入の会」で配送を担当してました。選挙主体は「フツーの主婦」。

第1回「きよしとこの夜」、その主婦たちが天使の仮装でろうそくをたて「きーよーし このーよる」をうたっての盛り上げでした。「批判から対案へ」「自分を変える 社会を変える」。無農薬野菜の購入運動の延長。

今その私が59歳。人生の紆余曲折と語れるような年月を過ぎて今若い世代とつながり合うそんな雰囲気の第25回目にしたいと思います。第1部がちょっと硬派に「静岡市政を語る まつや清 どうなる静岡市長選挙」。

後半は「お酒の流通から見える静岡の街づくり」で30年来の友人である酒販ビジネスコンサルタントの小島稔さん。第二部はそのお酒で楽しいディナー。ベトナムの生春巻、中国の手づくりギョーザ、県内産手づくりハム。

「まがったキュウリの時代」を掲げてのマンガのポスター。あの時代を思い起こしながら静岡の街、政治の改革にまい進したいものです。参加の返事をくれた古き友人「東工大全共闘、東大全共闘 打倒!」と書いていました。

「リコールの責任とる」と河村たかし名古屋市長辞職、知事・市長ダブル選挙

2010年11月26日 | ニュース・関心事
すさまじいばかりの執念なのか、リコール署名の定足数不足事態に自ら辞職して市民に責任を問うことを宣言した河村たかし名古屋市長。河村市長要請に大村秀章自民党衆議院議員の離党しての愛知県知事選挙出馬の決断。

義理立てというより既定路線のことと受けとめます。住民団体も署名簿の縦覧を経ての異議申し立てを行うとしておりあくまでも市議会議員選挙のリコール運動を貫徹しトリプル選挙の実施を実現すると意気軒昂です。

「減税日本」を掲げる地域政党をつくり日本全体の改革を進めるという河村市長の大胆な戦略。果して功を奏するのか。国政における民主党政権への失望が高まっている時期だけに、意外に受け皿となる可能性があります。

1人の人間の改革エネルギー、そのエネルギーがなければ政治運動、住民運動は前に進みませんが「私的利害」を抱え込むなら運動は終わります。河村市長の自らを省みないパワーにはポピュリズム的危うさもあります。

わが小島善吉静岡市長、河村市長に続けるのか、パワー不足の中、12月3日本会議で来年3月の市長選挙への態度を明らかにするとのことです。大村議員の知事選出場で望月よしお前衆議院議員が比例区繰り上げ当選します。

「どうなる静岡市長選挙」、12月4日15:30静岡市民文化会館でまつや清「市政を語る」17:00より第25回「きよしとこの夜」を市民文化会館で開催します。参加希望の方はご連絡下さい。054-209-5677.

給与減額条例質疑

2010年11月25日 | ニュース・関心事
※※ 原稿ですので、議会の雰囲気の中で修正されています。

給与条例質疑             2010年11月25日

それでは、会派「虹と緑」を代表しまして、ただいま上程されています議案第239号、240号、241号、242号、243号に対して賛成の立場でありますけれども、常任委員会も開催されておりません。いくつか確認して置きたい点がありますので、質疑を行います。


≪1回目≫
「1」 提案の経緯について伺います。
1、 9月に静岡市人事委員会から給与勧告制度の意義に始まる8点からなる報告と55歳を超える職員の給料月額の減額支給等4点の勧告を受けておりますが、今日の提案に至るまでの間、当局はどのような検討を行ってきたのか、について伺います。
2、 第239号、第240号、第241号は市長、議員、教育長など特別職の給与、報酬、期末手当に関する条例で期末手当のみ削減提案であります。第242号、第243号では市職員の給与、期末手当の両方の引き下げ提案が出されております。経済環境の厳しい現状、その現状を打開できていない政治に関わる人間の責任という意味で国会においては国会議員の給与の一割削減などの議論がなされてお入ります。その意味で市長、議員についての給与、報酬のあり方について特別職等報酬審議会を開催する必要があったと思いますが、開催しなかった理由について伺います。
3、 浜松市では11月8日に特別職等の報酬審議会が開催をされていますが他の政令市、県内、静岡県など他都市、他団体の動きは把握されているのか、伺います。
4、 第242号、第243号は市職員、教職員の給与改定に関わるものです。議会運営委員会での財政部長の報告によると関係する組合とは合意に達しているとのことですが、ユニオン系は非常勤職員に関わるもの含め合意はなされていないという主張されております。各組合とはどのような協議を行ったのか、また論点はは何か、伺います。

「2」 給与条例の及ぶ範囲
1、 広報11月15日号によりますと静岡市の職員は正規職員が2010年度6388人と報告されています。いただいた資料によりますと、官製ワーキングプアと指摘される非常勤嘱託職員は給料支弁の職員が918人、報酬支弁の職員が1003人、合わせて1870人、臨時職員は326人、パートタイマー661人を合わせると2910人、正規職員の45%の方々が非正規職員ということであります。2009年に比較して5,5%も増加しています。広報では、こうした実情は公表されておらず、2005年から09年の5年間で420人削減し定員管理計画で目標が達成されたことが公表されています。現実には非常勤嘱託職員が一貫して増加していて、正規職員だと年800万、非正規職員であると400万という給与など財政面の実態がきちんと市民に示されていません。こうした中で給与の削減の条例審議をしているわけであります。

そこで、伺いたいことは、この給与条例が可決された場合、非常勤嘱託職員、臨時、パートタイマーの方々など条例の適用はどうなるのか、伺います。

2、 更に、外郭団体、例えば清掃公社、職員は正規、非正規合わせて160人の方々がいらっしゃいます、また静岡市社会福祉協議会の正規、非正規合わせて1000人の職員の方々がおりますが、いずれも市職員の給与表に準拠しておりますが、どういう形で適用されていくのか、伺います。

「3」 削減額
1、 今回の5つの条例による一般の職員の給与改定と特別職、議員の期末手当の改定を合わせた削減額はどれくらいか。

≪2回目≫
   答弁
当局の検討
報酬審議会
他都市の動向
組合との協議
条例適用範囲
外郭団体への適用


「1」 提案の経緯
1、 報酬審議会を開催しない理由は、
 ※昨年の議会答弁「特別職報酬等審議会に諮問をし、その審議によりなされる答申を勘案して決定される。その職務内容、責任の度合いや他都市における特別職の給料等水準を総合的に勘案して決定される。官民格差比較で決定する職員の給与とは異なるため今回改正は行わないこととにした」

答弁は、期末手当は特別職報酬等審議会の諮問事項でないということであります。つまりは、景気回復ができない今日の政治の側の責任を考えなければならない時に、現在の報酬は妥当であると認識しているわけです。議員の報酬の決め方は、大統領制の地方議会と議院内閣制の議員の報酬の決め方にはおのずと違いはあります。国会議員の場合、国会法第35条で「議員は、一般職の国家公務員の最高の給料額より少なくない歳費を受ける」となっています。

そこで確認しておきたいのは、特別職の議員報酬の妥当性は「一般職の最高の給料額より少なくない歳費」を参考にした場合、静岡市においては一般職の最高の給与額はいくらで管理職手当含めどのような額であるのか、伺っておきたい。

2、 職務加算の減額
特別職報酬等について仮に局長答弁を受け入れるとしても、その期末手当は市長判断によって0,2カ月削減提案が報酬審議会にかけなくても提案できます。政治に関わる人間のこの官民格差、つまりは民間の厳しい状況を打開できていない政治の側の責任は更なる期末手当の削減として示す必要はないのかという問題であります。そもそも期末手当は報酬月額に職務加算20% 乗じて計算されています。この職務加算のない自治体もあります。この削除ということもこれは市長判断でできるわけでありますが、検討しなかったのかどうしてなのか、伺います。

3、 管理職手当の削減
今回の市職員の給与に関わる第242号、第243号が通年の給与削減と異なるのは、先ほども紹介しましたが、人事委員会からの「50代後半の給与、及び管理職手当の削減」が示されたことが根拠となっております。

① その意図は何であるのか
② 実態として、それぞれの役職における職員数、それぞれの役職における管理職手当額、それぞれの削減額、削減総額はどれくらいになるのか、伺います。






≪3回目≫
 議員の報酬の妥当な額  公務員の最高額56万100円が削減後55万6900円、管理職手当は局長で124000円あわせると68万900円、国会法の35条を厳密に解釈すれば議員報酬は55万6900円、管理職手当を入れると68万900円の間ということになります。議員報酬66万3000円の削減はそうした中での政治的な判断の問題になります。そうしたことを含め今回、市長提案としてはなされていないわけでありますが、3月議会でも十分に間に合うので報酬審議会の開催を検討すべきであります。議員の側で協議するとすれば各会派代表者会議が協議の場になります。この場を借りて各会派の代表の皆さんに要望しておきたいと思います。

「2」 使い道
  総額は、9億8980万ということであります。先ほどの答弁で、この給与条例が影響する非常勤職員が給与支弁の職員918人とのことであります。この方々は、期末手当は支給されておりますが年間2,75カ月もともと低額であります。職種は409人が保育士、141人が小中学校の講師であります。また、また、今は削減されませんが2011年度の4月には削減される報酬支弁の1003人の方々の期末手当は2,2カ月ですが、主な職種は図書館で119人、生涯交流館113人です。少なくも、削減の総額の半分をそうした方々の期末手当削減の緩和、給与削減の緩和にあてる、ワークシェアリングの選択もあろうかと思いますが、提案に際して検討しなかったのか、伺

いなむら和美さんの尼崎市長当選へのグローバルグリーンズ声明

2010年11月25日 | ニュース・関心事
■いなむら和美さん、54%の得票率で日本初の「みどり」の市長に
(グローバル・グリーンズ声明 2010年11月22日)

 みどりの候補者、いなむら和美さんが、11月21日(日)に行われた尼崎市長選挙において、54.3%という圧倒的な得票率で当選しました。日本において、みどりの候補者が市長に選ばれたのは初めてであり、グローバル・グリーンズはこの画期的な成功を祝福します。

 38歳のいなむらさんは、日本史上最も若い女性市長だと言われています。
彼女は他の3人の候補に打ち勝ちました。尼崎市は、西日本の神戸と大阪の間にある、人口46万人の、日本でトップ50に入る自治体です。

 いなむらさんは、参加型民主主義と情報公開を進めてきた前任者の政策を続け、環境的に持続可能な社会という彼女自身のビジョンを達成するための政策を加えるというキャンペーンを強力に張りました。

 いなむら和美さんはグリーンズ・ジャパン=「みどりの未来」の前共同代表です。彼女は2008年にブラジル・サンパウロで行われたグローバル・グリーンズ会議や、2005年に京都で、2010年に台北で行われた、第1回及び第2回アジア太平洋グリーンズネットワーク会議に、日本代表として出席しています。(訳:足立力也)

「熟議型」国会運営を超えさせた北朝鮮砲撃

2010年11月25日 | ニュース・関心事
新聞、テレビなどで与党幹部の今回の北朝鮮砲撃を「神風」と例えたということが不謹慎と問題になっていますが、確かに補正予算国会通過を促したものが今回の北朝鮮の挑発によるものであることは事実です。

その妥協においては、今回の2日間にわたる政府の危機管理と「政治とカネ」に関する集中審議が約束されたわけですから、「熟議」を掲げても一向に進展しなかった与野党がこれを契機に景気対策が実行される事態が生まれました。

自民党、公明党は参議院において補正予算に反対するが、地方交付税法の改正など関連法案には賛成する、小沢一郎衆議院議員の国会招致せずに国会を乗り切れるということで、双方にメンツのたつ選択となりました。

北朝鮮の今回の「米韓軍事演習の挑発への反撃」という砲撃が綿密に計画された「核大国化計画」の一環ではないかとの指摘がでてきました。一方、韓国政府も「断固たる反撃」を示しながらも国際世論指示獲得に動いています。

国会での「危機管理」「政治とカネ」の集中審議、「熟議型」の徹底した審議をして欲しいものです。これから11月議会初日本会議で公務員の給与削減条例の質疑を行いますが、足元の政治を大切に論戦を展開したいと思います。