私が共同代表を務める「
虹と緑の500人リスト運動」が関与する緑の党と緑の政治運動を担う団体=アジア太平洋グリーンズ・ネットワークで朝鮮半島の核問題に対する共同声明が以下のように合意されました。
韓国のグループは「太陽政策」の中にあり、日本側との間で北朝鮮の核実験に対する認識の違いがあり意見調整が行なわれていました。
※※アジア太平洋グリーンズ・ネットワーク
朝鮮半島の核問題の平和的解決と核のない世界をめざす共同声明
2006年10月
私たちは、アジア太平洋地域の市民であり、みどりの仲間である。
私たちの平和と非核化への願いが、今、危機に瀕している!
国連安全保障理事会は10月14日、北朝鮮が10月9日に行った核実験に対して、北朝鮮制裁決議を採択した。その結果、朝鮮半島には避けがたい緊張が高まり、北朝鮮の人々はさらに困窮しつつある。
そのような状態ではあるが、私たちは朝鮮半島を非核化し核問題を平和的に解決しなければならないと考える。私たちは以下の通り合意した。
第1に、私たちは北朝鮮の核実験を強く非難する。私たちは、軍事的手段としても外交的圧力をかける手段としても、いかなる核兵器の使用や核実験にも反対する。それはただ朝鮮半島の平和と安全を脅かし、北東アジアと世界の核軍拡競争をあおるばかりである。北朝鮮は核兵器計画を放棄しなければならず、また、これ以上核実験を行なってはならないと思う。
第2に、私たちは北朝鮮への軍事行動や、北朝鮮の一般市民を苦しめる国際社会による経済制裁の実施に対して断固として反対する。米国、韓国、中国および日本を含む関係国は朝鮮半島の核問題に対して平和的解決の原則を堅持すべきである。これを達成するため、これらの国々は、予測不可能な衝突につながる可能性があり、北朝鮮の一般市民を苦しめる可能性のある威圧的な経済制裁および、あるいは軍事制裁ではなく、米朝2国間対話を含むあらゆる交渉手段を模索すべきである。北朝鮮が強硬路線をとることについては、米国の「敵視政策」にも大きな責任があることは明らかである。
第3に、私たちは、核兵器に関する核保有国のダブルスタンダードを強く非難し、多国間の軍縮を強く求める。
私たち、アジア太平洋地域のみどりの仲間は、「いのち」と「平和」というみどりの価値を信じる。私たちは朝鮮半島を覆う緊張の暗雲を払い、平和の虹をかけるために力を尽くすものである。
以下連署
韓国緑の政治連帯
クォン・サンミ(運営委員)
オーストラリア緑の党
ジャニータ・ウィーラー(キャンペーン部)
フィリピン緑の党
コラソン・ヴァルデス・ファブロス
ネパール・ヤング・グリーン・フォーラム
ヘマンタ・ルインテル
モンゴル緑の党
ダバージーン・バサンドリ(党代表)
みどりのテーブル
小林一朗(スポークスパーソン)
虹と緑の500人リスト運動
渡辺さと子(スポークスパーソン)
バングラディシュ緑の党
ローソン・アラム(事務局長)
「世界は一つの家族」インド
スレシュ・ナウティヤル
パシフィック・グリーンズ
ソロモン・フィフィタ
パキスタン緑の党
リアクアット・アリ(議長)
ニュージーランド緑の党
キース・ロック(国会議員)
台湾緑の党
イェンウェン・ペン