まつや清の日記 マツキヨ通信

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深夜に及ぶ国会審議

2008年03月29日 | 政策秘書
 参議院で否決された予算が両院協議会が開催されるも最終的には衆議院の優位性により可決されました。しかし、政治は、昨日の福田首相の08年度は現行で、09年度は全額一般財源化、暫定税率は維持、記者会見で大きく転換しています。

 しかし、自民党内部がまとめられず、民主党も反対、ということで宙ぶらりん状態が続きます。先日の五十嵐敬喜法政大学教授との議論で出されていた、ある意味予測どおりの展開です。マスコミ各社説も福田提案を元に与野党協議の勧めです。

 31日は道路特定財源暫定税率を除き「つなぎ法案」の議決が行われます。これなら賛成でといきたい所ですが、一部の会派の反対もありとのことで議案検討の必要性があります。果たして、どこで妥協すべきなのか。

 民主党にとって08年度一般財源化は譲れない、では暫定税率を譲れるか、これもなかなか難しい。福田首相にとって08年度一般財源化を譲ったとすれば、暫定税率は譲れません。解散狙いも含め、妥協点を模索すべきか、否か。

 川田龍平参議院議員としては、一般財源化は当然として、一方でガソリン税をただ下げるだけでいいのかについては、エネルギー税としての規制的賦課は必要性があるとの態度です。ここが、暫定をどう見るか、の点で意見が分かれます。

 暫定、の観点からすれば、まず本則に、そのあとに増税議論が建前です。しかし、暫定が30年以上も続くと、それは暫定でなく本則的であった、という考え方も成り立ちます。累積赤字と地方での悲鳴を考えると、迷いが生じます。

 さて、ますます国民的関心が高まる国会です。やはり、国民の信を問うというのが筋ですので衆議院解散がベストの選択です。福田首相に小泉首相の郵政解散のような「大冒険」ができるか、小沢代表に突っ張るパワーがあるか。

 今日の人事案件での「何でも反対するのも国民からの支持を失う」としての賛成対応を見ていると、筋を通し続けるかどうかについては、やや疑問がわいてしまう民主党です。31日が刻々と迫ります。

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