イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

見老津釣行

2012年12月17日 | Weblog
場所:見老津 ムカデ
条件:中潮 9:00満潮
釣果:ボウズ

もう2週間も船に乗っていないので本当はこの天気だと加太へ向かいたいところだが、今シーズンは3回は磯に行きたいと思い、見老津へ向かった。

総選挙の自民圧勝のニュースが渦巻く中、車を走らせる。道中のラジオも選挙速報だ。今、向かっている和歌山3区も自民の圧勝だ。しかし、この人が当選すると、国土強靭化などとほざきながら土建屋帝国を再び作り上げてしまうのだろうが、それでいいのだろうか。高速道路も周参見どころか新宮道路までつながってしまうのではないだろうか。

いつも使う渡船屋さんのホームページの島割表が更新されていなかったが釣果情報から推測した今日の島割は中崎回りだ。しかし、渡船屋さんに到着して、正しい島割表を確認してみると今日はエビス回りだ。う~ん、港を出て30秒で到着する磯は一級とはいえどうも4000円がもったいない。それにここではまったくいい思いをしたことがないのでこの日は避けてきたのだが・・・。まあ、知ってしまっていると今年中の磯釣りはなかったのだからこれはこれでいいとしておこう。
仮眠をしながら考えをめぐらせる。さて、どこに行こうか。やっぱりエビスか、それとも東の一の島か・・・。
朝起きて、船頭に挨拶をすると、「ムカデは行ったことがあるの?」と聞いてきた。「釣れているんですか?」と聞き返すと、「今日は4人組がエビスでやりたいと言っているので、違うところはどうか・・・」という答え。残念ながらここも常連優先らしい。まあ、僕はエビスにはいい印象を持っていないのでそれはそれでいいのだが。それにしても、この4人組、富山県と岐阜県の連合軍だそうだ。よくもまあ、こんな遠方までやってくる。
東の一の島はどうかと聞いてみたら、ウチのお客さんはあまりいい成績ではないよとのこと。僕としてはエビスか東の一の島と思っていたが、無理に逆らうこともなく、お勧めどおりムカデへ渡礁。

渡ってみてわかったことだが、この磯は傾いている。こんな感じだ。



腰痛がひどくなりそうだ。

しかし、足元の張り出しを越えたあたりはかなりの深さがありそうなので期待は持てる。潮も沖へゆっくり流れているよさそうな状況だ。
しかし、しかし、エサトリがものすごい、すぐにさしエサがなくなる。あまりたくさんのまきえさを持っていかない僕にとっては厳しい状況だ。定石どおり撒き餌を打つ場所とさしエサを振り込む場所を変えて打ち返しを続けると午前8時ごろ、スパッとウキが消しこんだ。上がってきたのは木っ端グレ。今日は厳しそうだからとりあえず撮影。



このあともずっとエサトリ、エサトリ、エサトリだらけ。こんなやつ。



午前11ごろ、電話が鳴って、出てみると○田マリン。小さいほうの船のエンジンが依然と調子が悪いので見て欲しいとお願いしていた結果の連絡だった。キャブレターの掃除をしたので6000円ということだ・・・。またお金が・・・。
これでテンションが一気にさがってしまった。よりによってこんなときに連絡をくれなくてもいいのに。
しかしもうひと踏ん張り。潮が下がってきたので傾斜した場所の下まで下りてさらしのなかを探ってみると大きなアタリ。しかし食い込みが浅かったか、針がすっぽ抜けてバラしてしまった。
結局これが最初で最後のまともなアタリだった。

なんとも長い1日であった。

どんどん風は治まってきて、沖のほうを見ながら、やっぱり今日は加太へ行っておけばよかったと思い始めたときに勝敗は決していたようだ。



泣きっ面に蜂で、終了近くなってきて沖のほうが暗くなってきて雷が鳴りなじめた。磯の上で雷の音を聞くのははじめての体験だ。この雨雲が来ないうちに迎えの船が来てくれることを祈りながら納竿となった。



コメント
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