ケンタロウ 柳田理科雄 「空想お料理読本 2」読了
空想科学読本もお料理の世界に進出した。アンゾフのマトリックスで考えると、得意分野を利用して新しい市場を開拓するというところだろうか。
「空想科学読本」シリーズは高校へのFAX通信を元にして編集が進んでいるが、こっちはMIXIやtwitterで話題になって続編が作られたらしい。著者はやっぱりマーケティングの才に長けているようだ。
僕もそれに乗せられて古本屋に置かれてあるとつい買ってしまう。
漫画やアニメにでてくる食材というのは、グルメ漫画ではない限り、描いている人々は本筋とは全然関係ないものを適当に描いているはずなわけで、それを真剣に議論しているのがものすごく面白い。
それはそれとして、下段の解説では著者の子供のころの食生活にふれられているのだが、「未知の食べ物は想像することができない。」という話には納得をさせられる。
僕が子供のころは、「スパゲティ」というと、うどんをケチャップで炒めたものだとずっと思っていた。母親に、「スパゲッティ」を作ってというとこれが出てきていた。
すこし成長してスパゲティがイタリアの麺であるとわかってきたころ、母親に「グラタンを作って」と頼んだら、そのスパゲティにチーズを乗せて焼いたものを作ってくれた。それが生まれてはじめて食べたグラタンだった。
それから約40年。一応、スパゲティはトマトソースを使い、オリーブオイルなんかも普通に使えるようになった。グラタンも一応ホワイトソースらしきものを作ってチーズは粉のものを少しだけ使うようになったのだ。
たった1回の世代交代でこれだけ進化をすれば十分だろう。
しかし、グラタンというのはオーブンがないと作れないものなのだが、そう、ウチには昔からオーブンがあった。ガスで温めるタイプであったが、グラタンはスパゲティにチーズを乗せて焼くものだと思っていた母親がどうしてオーブンを買う気になったのかは謎である。ボケる前にきちんと聞いておかなければならないだろうか。
空想科学読本もお料理の世界に進出した。アンゾフのマトリックスで考えると、得意分野を利用して新しい市場を開拓するというところだろうか。
「空想科学読本」シリーズは高校へのFAX通信を元にして編集が進んでいるが、こっちはMIXIやtwitterで話題になって続編が作られたらしい。著者はやっぱりマーケティングの才に長けているようだ。
僕もそれに乗せられて古本屋に置かれてあるとつい買ってしまう。
漫画やアニメにでてくる食材というのは、グルメ漫画ではない限り、描いている人々は本筋とは全然関係ないものを適当に描いているはずなわけで、それを真剣に議論しているのがものすごく面白い。
それはそれとして、下段の解説では著者の子供のころの食生活にふれられているのだが、「未知の食べ物は想像することができない。」という話には納得をさせられる。
僕が子供のころは、「スパゲティ」というと、うどんをケチャップで炒めたものだとずっと思っていた。母親に、「スパゲッティ」を作ってというとこれが出てきていた。
すこし成長してスパゲティがイタリアの麺であるとわかってきたころ、母親に「グラタンを作って」と頼んだら、そのスパゲティにチーズを乗せて焼いたものを作ってくれた。それが生まれてはじめて食べたグラタンだった。
それから約40年。一応、スパゲティはトマトソースを使い、オリーブオイルなんかも普通に使えるようになった。グラタンも一応ホワイトソースらしきものを作ってチーズは粉のものを少しだけ使うようになったのだ。
たった1回の世代交代でこれだけ進化をすれば十分だろう。
しかし、グラタンというのはオーブンがないと作れないものなのだが、そう、ウチには昔からオーブンがあった。ガスで温めるタイプであったが、グラタンはスパゲティにチーズを乗せて焼くものだと思っていた母親がどうしてオーブンを買う気になったのかは謎である。ボケる前にきちんと聞いておかなければならないだろうか。