イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

この1年を振り返る。

2015年12月30日 | Weblog
今年もあとわずか、この1年を振り返る。

今年の状況は前半好調、後半ボロボロという流れであった。
2月には自己最高記録の真鯛を釣り上げた。



そして、この魚が運んでくれた幸運か、息子が医学部合格という大金星を上げてくれた。(実はこれが今年一番の大物だったのかもしれない。)



4月の乗っ込みチヌは1回だけの釣行であったが、濃い霧と雨模様の中でもそこそこの釣果を得ることができた。まあ、年なしを釣り上げられなかったのでこれも偉そうには言えないが・・・。

 

5月のチョクリは絶好調。クーラーに治まらないのでここらで止めておこうということが2回ほど。こんなことは何年ぶりだろうか。十分堪能できた。

  

キスもシーズンの初めは好調で、ゴカイとキスがほぼ等価交換できてしまった。

 

8月には久々、かつ待望のスズキを釣りことができた。この魚も2年ぶりだ。数は少なかったものの、この日はトップウオータールアーにどんどんアタックしてくるスズキの乱舞を見ることができた。



9月から11月はタチウオ。
よかったのか悪かったのか、4回の釣行でなんとかボウズなしで終わることができた。惜しむらくはドラゴン級がなかったことだろう。
それにしても、紀ノ川河口のタチウオは振るわなかった。この仕掛けには一家言もっていたつもりだがこのままではじり貧になりそうだ。何かブレークスルーがほしい。

  

この頃から少し雲行きが怪しくなってきた。真鯛を釣ったのは2回だけ。

 

お正月の真鯛を釣らなければならないのにこの体たらくではなさけない。状況が悪いのではなく技術がない。前を行く漁師は魚を釣り上げているのだから魚がいないわけではないのだ。アジもそうであった。田倉崎沖の漁礁ではあまりにも苦すぎる苦汁をなめさせられた。

 



新しい釣りもいつくか開発できた。
加太のガシラはうれしい釣果だ。今まではササノハベラに悩まされてばかりだったが、ポイントを変えるだけでホイホイ釣れるようになった。今年最後の釣りでは残念ながらガシラの顔を見ることができなかったのでもっとポイントの開拓をしなめればならない。

  

しかし、これには大きな犠牲もあった。エサを付けたまま放ってあった竿が魚に食われて海の底に沈んでしまったのだ。

白いビニールも新しい発見だ。和歌山市指定のゴミ袋のパッケージがサバに化けてくれた。

 

赤い毛糸玉も本格的な釣果に結びついた。





暮れになってコウイカは絶好調だった。これはうれしかった。いつもの発泡スチロールの箱に入りきらないほどの釣果を得た。

 

これも2回だけで終わってしまったのだが・・・。


合計54回の釣行。地元の勤務になってから、出勤前にも釣りにいけてしまう。これはこれで何かやってはいけないことをやってしまっているようでなぜだか楽しい。
いつまでもこの環境でいたいものだが、サラリーマンは異動が付きもの。来年の中ごろにはどこか全然違うところにいるのかもしれない。


船のメンテナンスについて。

今年は船底の塗装を自分でおこなった。やればできるんだとは思ったものの、体力的にはかなりきつい。かなり安くなりそうなので来年もやりたいと思っているが、いつまで続くことやら・・・。



オーニングも取り換え、すっきりした。



値切った分、サイズには不満があるが当分これでいくつもりだ。

大きいほうの船には重大な故障は1年間まったくといっていいほどなかった。小さいほうの船のスクリューを取り換えただけだった。まあ、これでも1万8千円あまりの出費になってしまったのではあるが。そのほかでは大きな出費はなかったということだ。これはありがたかった。しかし、こんな安寧な日々は続くはずはないので、おっかなびっくりで過ごさなければならないのは来年もかわらないであろう。
来年はコックボードの取り換えという問題がおこるのは間違いがないだろう。

最後の最後にあわや衝突事故かというハプニングに遭遇してしまったが、なにはともあれ、大きな事故もなくなんとか1年を過ごすことができた。
来年はどんな年になるのであろうか。釣果は二の次、大きな故障と事故がないことが最優先で過ごしたいものだ。
薄くなってしまった潮時表を新しいものとと取り換えて来年に臨もう。














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加太沖釣行

2015年12月30日 | 2015釣り
場所:加太沖
条件:中潮 9:34 満潮
潮流:6:20転流 10:20上り3.0ノット最強
釣果:真鯛 3匹

今年最後の釣行だ。過去3回のボウズを払拭できるだろうか。とりあえず、天気と潮はばっちりだ。

夜明けを待って出港。風は東からゆっくり吹いていて快調に田倉崎に向かう。



天気がよいので正月の真鯛を狙う亡者達が水軒からも紀ノ川口からも大挙して出撃してゆく。



いつものテッパンポイントは帝国軍、同盟軍の艦船で埋め尽くされている。ものすごい数だ。これだけの数を見るのは久々だ。



こんな日は気を付けないとと思っていたら、この船が僕の方に結構な速度で突っ込んできた。相当な数の船が出ていて、みんな移動をするときは船の間を縫いながら移動しているのでこいつもそんな感じで僕の前を通りすぎてゆくのかと思っていたら、いっこうに針路を変えるそぶりがない。どんどん近づいてくるのでこれは危ないと思っていると、向こうの船の前に乗っている男が船長に向かって何か叫んでいる。ああ、絶対によそ見をしていると確信したので僕もギアを後進にいれ全開でエンジンを回した。危機一髪というのはこんなことを言うのであろう、相手の船は僕が見る限り数十センチほどのところをかすめていった。魚探をずっと見続けていたか、どうも座ったままで操船してたようなのでまともに前を見ていなかったに違いない。



僕は何回目かの場所移動で、船の向きを変え終わったところでまだ釣りを始めていなかったからよかったが、こっちも竿の先に神経を集中させていたら間違いなく衝突していただろう。
船と船がぶつかったときの衝撃というのがいかほどのものかというのはわからないが、相手の船頭は間違いなくエンジン場に頭を突っ込んでえらいことになっていただろう。
年の瀬のこんな日に海の上で衝突したなんて洒落にもならない。ぶつからなかったからこうやってブログネタとして書いているが、当たっていたら僕も今頃病院か海保の事務所で事情聴取をされていたことだろう。
こいつらは簡単に「すまん、すまん。」と手を振って謝るそぶりをみせていただけだったが、とんでもない奴らだ。こんな日に釣りをする資格などないのだと自覚をするべきだ。
ついでに、この混雑の中でシーアンカーを降ろして釣りをしている人もどうだかと思う。事故を起こす可能性が非常に高くなるということがわからないのだろうか。


釣りのほうは、最初のアタリはすぐにやってきてとりあえずボウズを逃れた。2匹目も間もなくアタリがあり、親戚の叔父さんの家にもって行く分も確保。前半は結構なアタリが出るがハリに乗らない。今日は間違いなく鈴鹿市指定のゴミ袋にアタリが集中していた。
潮流時刻からいくとアタリが出続けてもいいと思うのだが、午前9時を回った頃からアタリがほとんど無くなった。場所が悪いのか、それともこんな日なのか、ビニールの色を変化させなければならないのか・・・。やっぱりそこがわからないと数を稼げないのだろう。
そして先に書いた衝突未遂が重なり、混みあった場所での釣りが怖くなったのでガシラ釣りに変更。獲物がなければ沖ノ島の西端に行くのだが、とりあえず獲物があり、遠くまで行くのは面倒。偵察も兼ねて田倉崎周りの少し水深が深い場所を流してみたがまったくアタリが得られず、これもすぐに飽きてしまってお昼頃に終了。

家に帰って2艘の船に注連縄と鏡餅をお供えするために港へ舞い戻った。これで今年の魚釣りはすべて終了だ。最後の最後に怖い目に遭ったがなんとか無事に1年を終えることができた。

 

赤毛のアンの最後の締めくくり風に言うなら、~~ 神、空にしろしめす。なべて世はこともなし。 ~~
来年も何事もなく過ごせることを祈るばかりだ。




 
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