場所:水軒沖
条件:小潮 8:37満潮
釣果:マアジ 丸アジ合わせて15匹 ゴマサバ1匹
今年はどうも季節の進み方に追いついてゆけていない。山菜採りでも例年より気温が暖かいということで早くスタートさせたがあれよあれよという間にシーズンが過ぎてしまい、もう1回、生石山に行きたいと思いながらチャンスを逸してしまった。
そうしているうちに今年は異常に早いと言われながら昨日梅雨入りになってしまい、フェイスブックの過去の投稿の振り返り機能のメッセージからはサバの燻製を作ったみたいな画像が出てきた。燻製を作ったということは、少なくともその日から4日前にはチョクリでサバを釣っていたということになる。
数年前まではチョクリでもコウイカでもタチウオでも水軒の沖で釣れる魚については港の気の早い大先輩方からいち早く情報を教えてもらえたものだが、引退したりお亡くなりになったりで自分だけが頼りになってしまった。
円卓会議のメンバーのおじいさんからは、「チョクリで釣れてないか?」とこっちが聞かれる立場になってしまったのだ。
だからこのブログも、毎年の釣り始めはこうであったというようなことを記録に残しておこうと書き始めたという部分もある。
まあ、それでもこうやって季節には追いつけていないのだからなんとしたものか・・。SNSのメンバーの加太での釣果に影響されて加太でなんとか魚を釣りたいという躍起になって加太の方にばかり目を向けていたことも原因のひとつかもしれないが・・。
だからもたもたはしていられない。幸いにして今日は午後からは雨模様なので加太への未練はない。釣れても釣れなくてもチョクリで勝負だ。
チョクリは朝一が勝負だ。気合を入れて午前2時50分に目覚まし時計をセット。空模様を見るために表に出ると、あれれ・・、雨が降っている・・。昨日の予報では少なくとも午前中は曇り空で雨は大丈夫そうだったのだが・・。ただ、これでゆっくり眠ることができるとホッとしている部分もあったりする。
また寝床に潜り込んでうつらうつらしていると、うまい具合かどうか、午前4時半ごろにまた目が覚めた。
これも天啓だろうと表に出てみると雨が上がっている。すでにこの時間には雲の様子を見ることができるほど明るくなってきているので西の空を見てみると雨は大丈夫そうだ。
急いで準備をして家を出る。だから今朝もウ〇コを出せずに出港となってしまった。
季節に遅れているといってもまだ走りの頃ではあるはずなので南を目指す。今日は水深50メートルくらいのところまでは行ってみようと思っている。
初島の沖ノ島を目印に針路を取っていると、トビウオが僕の船に驚いて水面を滑走してゆく。夏の気配がする光景だ。なんとかカメラに収めたいものだが、さすがにそれは無理だ。電源を入れている間にまた潜っていってしまう。そして、水深40メートルを超えたくらいのところで魚らしき反応があった。やっぱり魚の群れはすでにやってきていたようだ。もう少し沖まで行ってみようと船を進めると水深43メートルと表示が出ているところでまた反応がった。さっきよりも少し濃い反応だ。試しにここでやってみようと仕掛けを下す準備をする。

そして仕掛けを下してすぐに手持ちの竿にアタリがあった。おお、これは幸先いいじゃないか。上がってきたのはけっこう大きなマアジだった。マルアジじゃなくてマアジが釣れるのは珍しい。めったにないことなのでなんだか今年の季節の移り変わりのおかしさを物語っているのかもしれない。
最初は幸先がよかったが、そのあとが続かない。出港時刻が遅かったのでもたもたはしていられない。ここを見切ってもう少し沖を目指す。やはりところどころで反応がある。ただ、大きな群はいないようですぐに通り過ぎてしまう。水深48メートルくらいのところで頻繁に反応が出始めたのでここから再び仕掛けを流し始める。
とは言ってもなかなかアタリが出ない。アタリがあっても上がってくるのは1匹ずつだ。サバもいない。
少し沖の方にチョクリ釣りらしき船が一艘浮かんでいたがなぜだかこっちに向かってくる。チョクリでは釣れないとみんな集まるという、寂しいと人恋しくなる人間の本能と同じような行動がおこなわれるのではないかと思っているので、こっちへ来るなと願っていてもやっぱりこっちに向かってくる。しかし、よく見るとテッポウを引いていただけだった。と、いうことはサバもいるのかとちょっと自信を持てそうになる。

ときおりある反応に仕掛けの水深を合わせると本当に1匹ずつだがアジが上がってくる。嬉しいことなのかどうか、反応が深いところで出るとマアジが掛かり、中層より浅いとマルアジが掛かってくる。そんなことを繰り返しながら少しずつ数を増やすもののやっぱり物足りない。午前9時まで粘ってみようと思っていたけれども、こんなにアタリが少なかったらつまらないと午前8時半までで切り上げようと思い始め、それが午前8時でいいやとなってくる。
生け簀の中には多分10匹以上はいる。叔父さんの家にも持っていける数もあるし、サバはないにしてもマアジがあれば少ない匹数でも大丈夫だろう。
仕掛けを下したまま魚を絞めて写真を撮り終わったのがちょうど午前8時。生け簀の水をかすり最後に手持ちの竿の仕掛けを仕掛け巻きに巻き込んでいるとアタリがあった。ん?と魚探を見てみると確かに水面直下に真っ赤な反応が出ていた。この反応の魚が喰ってきたようだ。
横に一気に走るのでこれは間違いなくサバだ。しかし、水面直下でアタリがあったものだから水平方向に一気に走られスクリューに絡まってしまった。なんとか手の届きそうなところに魚があるのでタモを取り出し掬いとって魚を確保。しかし、貴重な鉛を落としてしまった。サバ1匹と交換というのはちょっともったいない。
もう少し粘ればサバも数を取れるかもしれないが、もうすべて片付け終わっているのでどうもこうもできない。
インターラインのロッドからも道糸を抜いてしまっているのでお手上げだ。そのまま終了とした。
港に戻ったのが午前9時前。叔父さんの家に魚を届け、家に帰ってすべての魚を夜の豪華アジフライ三昧のために三枚におろし、道具を洗ってシャワーを浴びたらちょうどお昼。
やっぱり夜明け前には出発しないとチョクリ釣りも後始末を含めると時間がかかる。
お昼を食べて図書館へ向かい、たぶんサラリーマン生活で最後の買い物になるであろう、夏のスーツを引き取りに行く頃には本降りの雨になっていた。本当に梅雨らしい天気だ。
図書館では本の除菌装置なるものが設置されていた。10秒間紫外線を当てるような構造なのだが、こんなので本当に除菌できるのだろうか・・。このご時世だから、きっとコロナウイルスを意識しているのだろうが、除菌と書いている段階でウイルスと細菌を混同してしまっているというのは、智の保管場所としては知識が足らんのではないだろうか・・。

その途中で、新しく免税軽油の取り扱いを始めたスタンドに軽油を買いに行った。いつも買っているスタンドから100メートルくらいの距離にあるのだがセルフスタンドなので今までは取り扱いをしていなかった。周りには船の係留場所がいくつかあって問い合わせが多くて商売になるかと始めたのだろうか。セルフの価格から税金分を引いてくれるならかなりお安いかと思ったらいつものスタンドとリッターで1円しか違わなかった。今週に入って値上がりしたのかもしれないのでいつもの方も値上げしている可能性があるもののこれからどうしようと悩んでしまう価格差だ。いつものスタンドも特にしがらみがあるわけでもないので乗り換えるのにうしろめたさはないのでもっと安ければこっちだと思うのだが・・。
たかが20円、されど20円。どうしたものかな~。
条件:小潮 8:37満潮
釣果:マアジ 丸アジ合わせて15匹 ゴマサバ1匹
今年はどうも季節の進み方に追いついてゆけていない。山菜採りでも例年より気温が暖かいということで早くスタートさせたがあれよあれよという間にシーズンが過ぎてしまい、もう1回、生石山に行きたいと思いながらチャンスを逸してしまった。
そうしているうちに今年は異常に早いと言われながら昨日梅雨入りになってしまい、フェイスブックの過去の投稿の振り返り機能のメッセージからはサバの燻製を作ったみたいな画像が出てきた。燻製を作ったということは、少なくともその日から4日前にはチョクリでサバを釣っていたということになる。
数年前まではチョクリでもコウイカでもタチウオでも水軒の沖で釣れる魚については港の気の早い大先輩方からいち早く情報を教えてもらえたものだが、引退したりお亡くなりになったりで自分だけが頼りになってしまった。
円卓会議のメンバーのおじいさんからは、「チョクリで釣れてないか?」とこっちが聞かれる立場になってしまったのだ。
だからこのブログも、毎年の釣り始めはこうであったというようなことを記録に残しておこうと書き始めたという部分もある。
まあ、それでもこうやって季節には追いつけていないのだからなんとしたものか・・。SNSのメンバーの加太での釣果に影響されて加太でなんとか魚を釣りたいという躍起になって加太の方にばかり目を向けていたことも原因のひとつかもしれないが・・。
だからもたもたはしていられない。幸いにして今日は午後からは雨模様なので加太への未練はない。釣れても釣れなくてもチョクリで勝負だ。
チョクリは朝一が勝負だ。気合を入れて午前2時50分に目覚まし時計をセット。空模様を見るために表に出ると、あれれ・・、雨が降っている・・。昨日の予報では少なくとも午前中は曇り空で雨は大丈夫そうだったのだが・・。ただ、これでゆっくり眠ることができるとホッとしている部分もあったりする。
また寝床に潜り込んでうつらうつらしていると、うまい具合かどうか、午前4時半ごろにまた目が覚めた。
これも天啓だろうと表に出てみると雨が上がっている。すでにこの時間には雲の様子を見ることができるほど明るくなってきているので西の空を見てみると雨は大丈夫そうだ。
急いで準備をして家を出る。だから今朝もウ〇コを出せずに出港となってしまった。
季節に遅れているといってもまだ走りの頃ではあるはずなので南を目指す。今日は水深50メートルくらいのところまでは行ってみようと思っている。
初島の沖ノ島を目印に針路を取っていると、トビウオが僕の船に驚いて水面を滑走してゆく。夏の気配がする光景だ。なんとかカメラに収めたいものだが、さすがにそれは無理だ。電源を入れている間にまた潜っていってしまう。そして、水深40メートルを超えたくらいのところで魚らしき反応があった。やっぱり魚の群れはすでにやってきていたようだ。もう少し沖まで行ってみようと船を進めると水深43メートルと表示が出ているところでまた反応がった。さっきよりも少し濃い反応だ。試しにここでやってみようと仕掛けを下す準備をする。

そして仕掛けを下してすぐに手持ちの竿にアタリがあった。おお、これは幸先いいじゃないか。上がってきたのはけっこう大きなマアジだった。マルアジじゃなくてマアジが釣れるのは珍しい。めったにないことなのでなんだか今年の季節の移り変わりのおかしさを物語っているのかもしれない。
最初は幸先がよかったが、そのあとが続かない。出港時刻が遅かったのでもたもたはしていられない。ここを見切ってもう少し沖を目指す。やはりところどころで反応がある。ただ、大きな群はいないようですぐに通り過ぎてしまう。水深48メートルくらいのところで頻繁に反応が出始めたのでここから再び仕掛けを流し始める。
とは言ってもなかなかアタリが出ない。アタリがあっても上がってくるのは1匹ずつだ。サバもいない。
少し沖の方にチョクリ釣りらしき船が一艘浮かんでいたがなぜだかこっちに向かってくる。チョクリでは釣れないとみんな集まるという、寂しいと人恋しくなる人間の本能と同じような行動がおこなわれるのではないかと思っているので、こっちへ来るなと願っていてもやっぱりこっちに向かってくる。しかし、よく見るとテッポウを引いていただけだった。と、いうことはサバもいるのかとちょっと自信を持てそうになる。

ときおりある反応に仕掛けの水深を合わせると本当に1匹ずつだがアジが上がってくる。嬉しいことなのかどうか、反応が深いところで出るとマアジが掛かり、中層より浅いとマルアジが掛かってくる。そんなことを繰り返しながら少しずつ数を増やすもののやっぱり物足りない。午前9時まで粘ってみようと思っていたけれども、こんなにアタリが少なかったらつまらないと午前8時半までで切り上げようと思い始め、それが午前8時でいいやとなってくる。
生け簀の中には多分10匹以上はいる。叔父さんの家にも持っていける数もあるし、サバはないにしてもマアジがあれば少ない匹数でも大丈夫だろう。
仕掛けを下したまま魚を絞めて写真を撮り終わったのがちょうど午前8時。生け簀の水をかすり最後に手持ちの竿の仕掛けを仕掛け巻きに巻き込んでいるとアタリがあった。ん?と魚探を見てみると確かに水面直下に真っ赤な反応が出ていた。この反応の魚が喰ってきたようだ。
横に一気に走るのでこれは間違いなくサバだ。しかし、水面直下でアタリがあったものだから水平方向に一気に走られスクリューに絡まってしまった。なんとか手の届きそうなところに魚があるのでタモを取り出し掬いとって魚を確保。しかし、貴重な鉛を落としてしまった。サバ1匹と交換というのはちょっともったいない。
もう少し粘ればサバも数を取れるかもしれないが、もうすべて片付け終わっているのでどうもこうもできない。
インターラインのロッドからも道糸を抜いてしまっているのでお手上げだ。そのまま終了とした。
港に戻ったのが午前9時前。叔父さんの家に魚を届け、家に帰ってすべての魚を夜の豪華アジフライ三昧のために三枚におろし、道具を洗ってシャワーを浴びたらちょうどお昼。
やっぱり夜明け前には出発しないとチョクリ釣りも後始末を含めると時間がかかる。
お昼を食べて図書館へ向かい、たぶんサラリーマン生活で最後の買い物になるであろう、夏のスーツを引き取りに行く頃には本降りの雨になっていた。本当に梅雨らしい天気だ。
図書館では本の除菌装置なるものが設置されていた。10秒間紫外線を当てるような構造なのだが、こんなので本当に除菌できるのだろうか・・。このご時世だから、きっとコロナウイルスを意識しているのだろうが、除菌と書いている段階でウイルスと細菌を混同してしまっているというのは、智の保管場所としては知識が足らんのではないだろうか・・。

その途中で、新しく免税軽油の取り扱いを始めたスタンドに軽油を買いに行った。いつも買っているスタンドから100メートルくらいの距離にあるのだがセルフスタンドなので今までは取り扱いをしていなかった。周りには船の係留場所がいくつかあって問い合わせが多くて商売になるかと始めたのだろうか。セルフの価格から税金分を引いてくれるならかなりお安いかと思ったらいつものスタンドとリッターで1円しか違わなかった。今週に入って値上がりしたのかもしれないのでいつもの方も値上げしている可能性があるもののこれからどうしようと悩んでしまう価格差だ。いつものスタンドも特にしがらみがあるわけでもないので乗り換えるのにうしろめたさはないのでもっと安ければこっちだと思うのだが・・。
たかが20円、されど20円。どうしたものかな~。