イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2021年10月04日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 4:30満潮
釣果:タチウオ1匹 ツバス1匹

今日も母親の付き添いで病院に行かなければならない。朝一だけは釣りができるので今日もタチウオ釣りに向かう。

前回の休日は台風接近でどこにも行けず、小船のビットの取り付けをしていた。前々から取り替えをしなければと思いながら、億劫なのと材料が手に入らないという理由をつけて何もしてこなかった。50センチの角材を取るのに2メートルの材を買うのはなんとも無駄だと思っていたのだ。そんなときに、おだんごクラブの土さんから角材を譲っていただけたのでその作業を進めているのは9月23日のブログに書いたとおりだ。
作業のキモは取付け穴を垂直に開けること。これには中古の工具屋で買ったドリルガイドを使った。まずはこれで細い穴を開けてそれを頼りに直径12ミリの穴を開ける。
細い穴を開けるまではよかったが、持って行ったインパクト用のチャックが小さくて12ミリのドリルが入らない。う~ん、困った。
という時には幸運なことに救世主が現れてくれる。渡船屋も台風の影響で休業しており、船頭も船の補修をしていた。「ドリル持ってない?」と聞くと、「あるよ!」とのこと。これで事なきを得て12ミリの穴を開けることができた。
しかし、今度はボルトの長さが足らなくなった。前まで取り付けられていたビットは、デッキの壁の勾配に合わせて削られていたが、そんな芸当ができないのと強度を保ちたいので角材はそのままの太さで使い、代わりに家屋の床板を張るときに使うスペーサーを加工して勾配を解消するための自家製スペーサーを作ったのでその分全体の厚みが増してしまった。今度は港の近くのコ〇ナンへ直行し、ボルトを購入。ホームセンターが近くにあると便利でありがたい。
そんなことをやっているとこの日の作業がお昼前までかかってしまった。
元のビットの腐敗具合を見て驚いた。もう、カブトムシの幼虫が出てきてもおかしくないほどボロボロになっている。よくぞ今まで折れずにいてくれたことかと思うほどだ。今回の台風も近畿からは遠ざかってくれてよかったと改めて思った。



出来上がりはこんな感じ。穴の防水作業が残っているが、ほぼ垂直に仕上がり、これで5年は十分持つだろう。



そして今日の釣りだ。
例年なら10月半ばまでは十分タチウオが期待できのだが、今日はまったくダメであった。いつものとおり海保の巡視艇の係留場所から仕掛けを流し始め、仕掛けが下りきらないうちにアタリがあったので今日は相当いけるぞと思ったのだがその後はどこを流してもまったくアタリがなかった。同じ港のタチウオ名人も出撃していたので期待はしていたがまったくダメだった。
早々と午前5時半過ぎに終了して禁断の仕掛けに切り替えた。



ぼ~っと船を流していると南海フェリーが急接近してきてびっくりする一幕もあった。



この時点で完全に戦意喪失していたのがありありだ。
新々波止に沿って流しながら2往復目にやっとアタリ。ツバス1匹で時間切れとなってしまった。




免税軽油の申請をしてからお昼前に病院へ。



今日も待たされる。最初の診断というか、説明を聞くのを終えたのが午後2時。



前回の診断の時に採取した細胞の検査の結果は完全にクロだったそうだ。5段階の5番目というのだから真っクロだ・・・。
最悪は顎の骨を削って悪いところの周りをごっそり取ってしまわなければならないそうだ。とりあえずはもっと詳しく検査をするために組織を取るからから午後にもう一度来るようにとこと。

家に帰ってSNSやニュースを見てみると、紀ノ川の水道橋の崩落事故がえらいことになっていた。事故のことは知っていたが、これはほんの一部の人が影響を受けるだけなのだろうと思ったら、川向うへはこの水道橋1本で飲料水が供給されていたらしい。



人口にして13万人、和歌山市の人口の40%が影響を受けているらしい。その被害者には隣の船のNさんも含まれていた。
これは一大事と思い、近くのスーパーを巡ったがすでにことごく水は売り切れていた。1軒だけ売っていたが一家族一箱かぎりというので2回並んで二箱を調達。
彼には何度も僕の危機を助けてもらった。家族に見捨てられた僕を嵐の中、日根野駅まで拾いに来てくれたのは彼だ。ついこの前も大雨できのくに線が不通になったときにも助けてもらったから、こんな時には何とか役に立ちたいと思ったけれども午後からの診察も長引いてしまった。
途中で館内の照明が消灯してもまだ待っていたので帰宅が遅くなり今日のうちに届けることはできなくなってしまった。





時間をもてあましているとよからぬことを考えてしまう。
山本文緒の「恋愛中毒」という本には、振られた腹いせにもっと美人になって見返してやろうと整形手術を繰り返して挙句の果てに顎の骨を削りすぎ、骨が粉々になって顔が崩れていくという女性が出てくる短編があったが、これってそんなことになってしまうのではないかと恐ろしくなってきた。つまずいてこけたら顎の骨が粉々になっていたなんてシャレにもならないだろう。
これからどんな選択があるのか、それは神のみぞ知るというところだろうか。
「ソ連のブルドーザー」と言われて、これまで丈夫一辺倒で生きてきたけれども、やはり寄る年波には勝てないのだ。
口の中にできるガンというのはほぼ舌ガンか骨にできるものらしく、歯肉にできるものなんてかなり珍しいということだが、よりによってメジャーなところじゃなくてそんなところというのは「ソ連」のなせる業だったりするのかもしれない。

今日も釣行記というよりも雑記記録のようになってしまった・・。
コメント
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