イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2021年10月08日 | 2021釣り
場所:加太沖
条件:中潮 7:17満潮
潮流:4:37転流 8:10 上り2.6ノット最強
釣果:マアジ4匹 マルアジ1匹 チャリコ1匹

今日も付き添いで病院に行かねばならない。ただ、予約は午後からなので午前9時頃までなら加太で釣りができる。
サビキをやろうか、カワハギを狙ってみようか、二者択一だが、潮の流れを見るとマアジ狙いが妥当だろう。
今日は3時間の勝負だ。

できるだけ釣りをする時間を稼ぎたいので保険のタチウオは封印。今日も名人は早くから出船しているが、釣れているのだろうか・・。



帰りの道中の時間も短縮したいので今日は田倉崎周辺でダメでもなんでも粘るつもりにしている。釣れていないのか、この海域にはまったく船がいない。四国沖ポイントから少し離れた漁礁周辺からスタート。



幸先よくすぐにアタリがあった。中サイズのマアジだ。時々バラシはあるもののコンスタントにアタリは出る。しかしそれも30分ほどで終わった。
毎回そうだが、マアジは朝一のアタリだけですぐに食わなくなってしまうのが普通なのだろうか。前回の釣行ではアタリが無くなった時を同じくして潮の流れが変わったが、今日は風向きは変わったようだけれども潮の方向は変化がなかった。魚の心理学の本ではマアジの動きは早朝が活発だと書いていたが、そのとおりなのだろうか・・。

別のポイントを目指して四国沖ポイントへ。ここには数隻の船が釣りをしていた。期待を込めて仕掛けを下すと、錘が海底に到達したと同時にフッと軽くなってしまった。さて、これは食い上げのアタリかと思うと同時に嫌な予感が頭をよぎった。
もう、ひと月くらいになるだろうか、加太の海全域にサバフグが湧いているという噂を耳にしていた。とにかくめったやたらと糸を喰い切るらしい。高仕掛けでもタチウオテンヤでもまったくお構いなしだそうだ。悪いことに、PEラインのメートルごとの目印になっている白いマーカーをシラスかなにかと間違えて喰いついてくるのですべての仕掛けがバッサリ消え失せてしまうというのだ。タチウオのテンヤもPEラインもけっこう高価なものだが、和歌山市も大阪南部も釣具屋から在庫が無くなったという嘘みたいな本当みたいな噂も聞くほどだ。和歌山市は水も無くなるが釣具も無くなっていくのだろうか・・。
その間に、多分3回は加太の海にやってきているはずだが、一度もそんなことに遭遇をしたことがなかったけれども、嫌な予感は的中し、仕掛けがクッションゴムごと消えてしまっていた。これは間違いなくサバフグの仕業だろう。僕のPEラインは相当使い込んでいて染料も落ち、マーカーも判別できないほどになっているのでサバフグも何を目標に喰いつけばよいかと悩むところだろうが、それならばと仕掛けとリーダーを繋ぐサルカンを目標に定めたようだ。スナップを引っ掛けるチチワをバッサリとやられた・・。



気を取り直して新しい仕掛けを投入。今度も一投目すぐに軽くなり、あれ、またやられたか・・。ん、重みはあるぞ、仕掛けは無事だ。また、アタった。抜けた。まだ付いてる。抜けた・・。軽すぎる・・。またやられた・・。
今度は仕掛け側のチチワを喰われた。



これではやってられない。朝一に釣った場所に移動してみるがサバフグもいないがほかの魚もいない。もっと上ってみようとテッパンポイントまで移動した。
ここでもすぐにアタリがあったがバラしてしまった。多分サバフグではない。ここはもう真鯛のポイントだろうと誘い方を変えると小さなチャリコが掛かった。潮流の時刻を勘案するとこのまま真鯛狙いということも考えたが、仕掛けをあっけなくロストしたことのショックは続き、また、残り1時間ではなにほどのこともできまいとあっさり終了。
無風快晴というまことに気持ちのいい海面だが仕方がない。



帰りの道中にはイルカの群れが優雅に泳ぐ姿も・・。



サバフグといい、イルカといい、加太の海はなにやらよからぬものに蹂躙されてしまっているかのようだ・・。


病院の予約は午後1時半。それまでに魚をさばいて図書館へ。
検査だけだったので2時間半の拘束で済んだとはいえ、家に帰るとすぐに刺身の準備。今日も慌ただしく1日が過ぎていく・・。



母親の付き添いだと思うから耐えられるが、これが自分の検査と治療ならこれほど待つことはできない。多分途中で勝手に帰ってしまうだろう。「待つくらいなら穏やかな死を。」というのが僕のスローガンになりそうだ。と、書きながら昨日の朝からやたらと腰が痛く、それもいつもの疲れたような痛さではなく、足の付け根から腰の奥の方に痛みがある。ちょっと歩くのもぎこちないのだが船の上ではそれもあまり痛みを感じないのはなんともわがままだ。目眩のほうも相変わらずで、昨日は久々に改札の手前で完全に視界が消えてしまった。
これは冗談ではなく本当に穏やかならぬ死を迎えてしまうのではないかと少しだけだが心配になるのである。

コメント
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