イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口釣行

2023年01月29日 | 2023釣り
場所:紀ノ川河口
条件:小潮 4:46干潮 11:17満潮
釣果:ボウズ

先週釣ったチヌがことのほか美味しかったのでもう一度食べてみたいと思って紀ノ川河口を目指したがそんなに甘くはなかった。チヌは比較的低温には強いと言われるが今週の中頃に降った大雪(和歌山にしては・・)の雪解け水が流入していたと思われる状況ではまったくアタリはなかった。大体、水温が低すぎるのか、投入したアオイソメがすぐに死んでしまっているのだ。これでは魚が動いたとしても食指を動かさないだろう。
加えて、満潮に向かう時刻ということと、より強く吹き始めた西風に吹かれて川の流れが上流に向かうような状況だ。
アタリがあればお昼前まで頑張ろうと思ったが、忍耐力も午前9時半に途切れてしまった。

朝はもっと寒いと思っていたが、意外とそうでもなかった。とは言っても和歌山市の午前7時の気温は1.6度。十分寒いがここ数日の寒さに比べるとなんてことはない。大きい船のデッキの上に置いているバケツの水も凍っていない。
道中の住宅に植えられている梅も花を開き始めている。



しかし春は値上げの春でもある。毎回買っているウーロン茶が10円も値上がりしていた・・。



少しばかりの温かさと引き換えに、港に到着してみると風が吹いている。それも西からの風のようだ。小船にしようか大きいほうで行こうかと悩んでいたので、これは大きいほうかなと思いながら悩んでいると時折風が緩くなるときがある。アンカリングのことを考えると小船のほうが楽なので思い切って小船で出港。



やはり青岸の灯台を越える辺りでは行きも帰りもどんぶらこ状態だ。



微速前進でなんとか乗り切り河口大橋を越えたくらいからやっと滑走状態を保てるようになってきた。
前回アタリがあった辺りで碇を降ろして仕掛けを投入するがアタリがないのは上記の通り。



風は治まってくるのかと思いきやますます強くなってきて満ち潮に加えて船を上流に流してまうのも上記のとおりだ。

そんな感じで500円のエサ代と3リットルほどのガソリンを無駄使いしてしまったのである。
唯一の救いといえば、早朝のランニング練習をしているらしい中学生が、ゴカイの自販機の前に立っている僕のような人間にも挨拶をしてくれたということだ。この寒さの中、ほっこりする出来事でもあった。



スポーツマンは礼儀が正しいというか、先生の指導なのか、僕のようなクズに挨拶をしても何の得にもならないと思うのに・・・。
これも日曜日ならではの光景に違いがないのである。

こんな日には船を出しているもの好きは誰もいない。それでも魚はきっといるはずだ。天気のよい日を選んでもう一度挑戦をしてみたいと思う。
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2 コメント

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Unknown (warotekana)
2023-02-02 11:31:19
清々しい朝でしたね。
私も高校野球の地方大会を観に行った時に、朝早くから駐車場整理をする球児から『お疲れ様です』と大きな声で言われた時に同じようにハッ!としたことがあります。
チケット販売場では、球児みんなから『ありがとうございます』と気持ちのよい挨拶が飛んできて、清々しく気分になりました。
相手は高校生とはいえ、テレビに出るような常連校のしっかりした身体つきと顔つきをしてますからね。
サッカー場でも試合後にピッチからスタンドに上がってきて、学生達がゴミ拾いを当たり前のように行っています。

しかしながら、そんな高校生達も実際は学校や家庭で一人ひとり悩みを抱えており、遠に通り過ぎた私達からすると大したことないと思えるようなことなんですが、イレグイ号さんのような社会人として経験豊富な、本当に人に寄り添える大人からの支援を必要としてます。
和歌山県はそういった就労支援大学のような職場が日本一多い県です。
朝の自動販売機の風景のように、大人も少し元気になりますよ。
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Unknown (イレグイ号)
2023-02-04 18:08:47
warotekanaさん、
いつもコメントありがとうございます。

おっしゃるとおり、人のふり見みて我がふり直せ、負うた子に教えられ。でした・・。
返信する

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