今回は久しぶりにまとめ書き日記。
5月某日
最近、初夏らしい気持ちの良い気候になった。
日差しは強いが、風は涼しくて気持ちがいい。この気候が永遠に続いてくれないものだろうか。
美しい緑に囲まれた広い池の周りを散歩していると、爽やかな風が吹き抜けていく。爽やかな風に吹かれていると、自分が「爽やかな人間」になったような気がしてくるものだ。それで、一緒に歩いていた妹にそう言ったら、「いや、それは違う。勘違いだ」と即座に否定された。ちっ・・・
5月某日
仕事先でパソコンに向かって作業していたら、後から来た人が、まず隣の机をアルコール入りのウエットティッシュで丹念に拭いてから席に着いた。綺麗好きなのだろう。私はその時作業に没頭していたのだが、無意識に「あ、なんかいい匂いがする♡」と反応して、匂いのする方をじっと眺めてしまった。自分のアル中度が上がっているな、と感じるのはそういう時だ。気をつけなくては・・・
5月某日
私はバラやジャスミンなどの濃厚な香りが好きで、しばらく前からドイツ製のバラの香りのバーム(ワセリンみたいな保湿剤)をシャワーの後に時々体に塗っている。しかし、一度魔が差して、うっかり同じメーカーのグレープフルーツの香りのやつを買ったら、使った時に「これ、チューハイの匂いやん」となって、アロマのリラックス効果が得られずがっかりしたことがある。普段「キリン本絞り・グレープフルーツ」を愛飲しているせいか・・・やはり、私のアル中度は着々と上がっているのかもしれない。き、気をつけなくては・・・
これはバラの匂い
こっちはチューハイの匂い
5月某日(ほんとは4月)
持病のアトピーの薬を処方してもらいに皮膚科に行き、いつもクールな男の先生(30代後半から40代初めくらい)に冬の間は手のアカギレがひどくて辛いと訴え、症状を説明する。
私「人魚姫がですね」
先生「は?」
私「人魚姫がね。魔法使いのお婆さんに人間にしてもらった時、歩くたびに足の裏にナイフが刺さっているかのような痛みを感じていたでしょう」
先生「はあ」
私「私の手のアカギレもそんな感じで、何を触っても痛いんです。手が傷だらけだから」
先生「‥‥‥‥…あ、小説家の方でしたっけ?」
私「えっ、ちがいます」
先生「まあ、じゃあいつもと同じ薬を出しときますね」(クールな表情に戻る)
私「はい、お願いします…」
というわけで、あまり親しくない人に唐突に人魚姫の話などをするのはやめたほうが無難だと思った次第である。
(おまけ)
通りがかりに撮ったお花の写真。この季節、周りがお花だらけで嬉しい。
うちのおばあちゃんはこの花を「テッセン」(鉄線)と呼んでいたので、私にとってこれはテッセンだが、最近はクレマチスと呼ぶらしい。
これってあれだろうか、種に「死以外の万病を治す」ほどの薬効があると言われている(アラブ諸国で)ブラッククミン(ニオイクロタネソウ)だろうか? アラビア語で「ハッバト・バラカ」(=祝福の種)と呼ばれているやつ。
(終わり)