外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

日付不明まとめ書き日記2021年6月前半

2021-06-12 19:35:15 | 日記

 

 

今回は、忘れた頃にやって来るまとめ書き日記。(天災か?)

 

 

6月某日

近所の公園に行ったら、馴染みの野良猫がいつものようにシャーシャー威嚇しながら近づいてきたので、「なんなのその態度は~まったくもう、シャ~~~」などと言い返していたら、近くのベンチに座っていた若者がスッと立ち上がって、公園から去って行った。

 

おそらくパッツァだと思われたのであろう。(イタリア語のpazzaは、pazzo=「頭のおかしい人」「変わり者」の女性形、悪口度は低め) 違うもん!誤解だもん!と言い切れないあたりがツライところだ。なんだか立場がない。

 

どうも最近の私は、外での行動のパッツァ度が上がっている気がする。気を付けなければ。

 

 

6月某日

ヨーグルトティラミスなるものを作る。

 

イタリア在住の友人に教えたもらったティラミスのヘルシー版だ。本来はマスカルポーネチーズを使うのだが、彼女は豆乳ヨーグルトやギリシャヨーグルトなどを適当に使って、クックパッドのレシピを参考に作っているらしい。「そんなもの作ったら、イタリア人に『それはティラミスじゃない!』と怒られないの?」と聞いたが、「人に食べさせるわけじゃないから大丈夫」とのことだった。

 

コンビニで買ったチョコファッション系のドーナツをカバンの中に入れ忘れて潰れたやつを器に入れ、エスプレッソとラムに浸し(ラム多め)、水切りヨーグルトに甜菜糖シロップとラムを混ぜたやつをのせ(当然ラム多め)、一冬放置してダマだらけになったココアを振りかけた。(チョコチップではありません)

 

 

 

マスカルポーネを使うよりずっと低カロリーでヘルシーなわけだが、食べてみるとヨーグルトの酸味が強く感じられ、美味しいのか美味しくないのか微妙なところだった。そもそも土台が本来のフィンガービスケット(savoiardi)ではなくドーナツなので、総合的なカロリーはさほど低くもなかったと思われる。アルコール度も高いし。

 

・・・やっぱりティラミスはマスカルポーネで、普通のレシピで作るのが一番かもしれない(結論)。

 

ちなみに甜菜糖シロップは、こちらのレシピを参考にして作った。本当はメープルシロップが使いたかったが、私には少し高すぎて、なかなか買えないのだ。ふ

 

 

6月某日

赤味噌で作った酢味噌を豆腐にかけて食べた。

 

 

 

 

友人がツイッターに胡瓜の酢味噌のせの写真をアップしていたのを見て、酢味噌が食べたくなったのだが、うちには赤だし用の味噌しかなかったのだ。酢もバルサミコしかない。

 

というわけで、赤味噌とみりんとバルサミコ酢を混ぜて酢味噌を作ってみたのだ。ついでに海苔と白ごまを使って顔を描いてみたが、手先が不器用なのでイマイチな出来栄えだった。豆腐が当惑しているように見えるのは気のせいか・・・写真を撮った後は、残りの酢味噌をドバっとかけて食べた。

 

一見名古屋風の甘い味噌だれなので、食べた時に脳が「なにこれ、味噌だれなのにすっぱい!傷んでるんじゃないの~」とアラームが発するのだが、食べ進むうちに次第に美味しく感じられるようになった。口当たりがサッパリしていて悪くない。でも、もしかしたら、白味噌で作ったらもっと食が進んだのかもしれない。

 

ティラミスのマスカルポーネと同じで、やはり伝統的なレシピに従って作るのが一番なのかもしれないねえ・・・(結論)

 

 

6月某日

駅周辺で夜ベンチ飲みしていたら、ホームレス支援の人に声をかけられた。

 

こちらに近づいてくる女の人がいるので、宗教の勧誘かと思って身構えたが、彼女はまず私を素通りして、端っこで寝ているホームレスの男性に遠慮がちに声をかけ、少し会話してから何かスーパーの袋に入ったものを渡していた。男性は「ありがとうございます」と感謝している。

 

おそらくホームレスの支援活動をしている人だろう、と私は思った。私の知人も駅周辺を定期的に回ってホームレスの人たちに声をかけ、おにぎりやカイロ(冬季)などを渡したりしているそうなので、同じグループの人かもしれない。

 

優しい人だなあ、ご苦労様です、などと思いながらその様子を眺め、引き続き缶チューハイを飲んでいたら、その人は次に私に近づいてきて、「こんばんは、今お話しして大丈夫ですか?」と話しかけた。

 

あ~、ええと。

 

ホームレス支援の人に話しかけられたと言うことは。

 

なんか私、紛らわしかったかしら・・・

 

夜9時過ぎ、雨上がりのベンチにビニールシート(ベンチ飲み用品として携帯)を敷いて座って酒を飲み、大きなカバンを持ち(携帯品が色々ある)、髪の毛も服装もヨレヨレの中年女性。ホームレスではないという要素がないとしか言えない。

 

ちなみに私はその昔、まだ勤め人だった時代に、地下鉄サリン事件が起こって大騒ぎになった時、職場の先輩に「そういえばmichiさんには、オウムでないという要素がない」と言われたことがある。オウム信者からホームレスに移行か・・・

 

 

動揺しつつ「私は散歩に来ただけの近所の者なので・・・」と答えると(ベンチ飲みやろ)、彼女は「あ、そうですか。失礼しました」と恐縮して、丁寧に謝って去って行った。いや、謝られることは何もないのだが・・・

 

今は家があるが、明日は我が身だし、ベンチ飲みを日常的にやっていると、ホームレスの人々はかなり身近に感じられるようになるので、ホームレスだと思われても特に問題はない。

 

・・・でも、やっぱりもうちょっと外見に気を遣おうかな。パッツァ度も下げるように努力しようかな・・・

 

 

「っていうか、アンタ飲み過ぎよ」

 

 

(終わり)

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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