外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(39)~フィレンツェのカフェ・バール・ジェラテリーアなど編~

2025-01-18 20:16:00 | イタリア

 

今回は、フィレンツェ滞在中に入ったカフェ、バール、ジェラテリーアなどがテーマ。本当はリストランテやチーズ・ワインバーなどもここにまとめて載せようと思ったのだが、思いつくままに昔話を書いていたら、やたらに長くなったので、そちらは次に回すことにしたのだ。年を取ると思い出話が増えちゃって、話が長くなるものよね…

 

ちなみに今回、イタリアの飲食店の名称で、同じような営業形態の「Caffe'」(カッフェ)と「Bar」(バール)の違いは何かが気になったが、明確な違いはないようだ。どちらもコーヒーをメインに、各種ドリンクや甘いパン、パニーノ、焼き菓子など(店によってはランチなども)を提供するが、どちらかというと、Caffe'はお洒落な店が多くて、テーブル席に腰を落ち着けてゆっくり時間を過ごせる雰囲気、Barの方は、内装にさほどこだわりのない店が多く、カウンターでさっと立ち飲みするのがメインという印象だ。(個人の感想です)

 

 

 

滞在先の友人に連れられていったお洒落カフェ(たぶんここ

 

美味しそうなパニーノやクロワッサン、焼き菓子が並んでいた。ディスプレイにセンスを感じる。

 

ゆっくり滞在しやすい雰囲気

 

友人おススメの「caffe' leccese」(カッフェ・レッチェーゼ=レッチェ風エスプレッソ)を飲んだ。

 

カッフェ・レッチェーゼは、アーモンドミルク入りのアイスエスプレッソ。濃厚で甘い。グラスに入っていて涼しげで、色のグラデーションがお洒落だ。プーリア州のサレント半島にあるレッチェ(イタリア地図のブーツの踵あたり)の名物らしい。美味しいけど、2ユーロ以上したから、私はビールかワインの方が良かったかも…(アル中思考)

 

 

次はレプッブリカ広場の老舗カフェの東西の横綱、パスコウスキーとジッリ。どちらもコーヒーを立ち飲みしただけ。座ると値段がきゅいっと上がるんで。貧乏性(っていうか貧乏)なんで、テラス席で飲食とか、きっと一生できない…

 

パスコウスキー(Paszkowski

 

重厚かつキラキラで、フィレンツェを体現しているかのよう

 

ハトさんも来ていた。

 

カッフェ・マッキアート

立ち飲みなら1.3ユーロ。それでも、昔に比べたら高くなった。

 

 

ジッリ(Gilli

 

こちらも重厚でキラキラ。フィレンツェの老舗カフェだから。

 

お菓子も売っている。

 

ジッリでもカッフェ・マッキアートを飲んだのだが、写真を撮り忘れた。パスコウスキーの方が泡が少なめで好みだった気がする。こちらも立ち飲みで1.3ユーロ。

 

ジッリには、かつてフィレンツェ大付属外国人向け文化センターのイタリア語コースに通っていた頃、同級生のおじいさん(70代のフランス人)と先生と3人でアペリティーヴォ(食前酒)を飲みに行ったことがある。おじいさんのおごりで。フィレンツェの多くのバールでは、夕方にアルコール飲料を一杯頼むと、カウンターの上に並んだ各種のおつまみを無料で食べられるお得なシステムがあるのだが、ジッリのアペリティーヴォは、贅沢な気分が味わえた。つまみ自体はミニピザや野菜スティックなど、ごく普通だったのだが、お店の重厚な内装や、プロフェッショナルな正装のバリスタらがゴージャス感を醸し出していた。でもつまみは普通だったな(おごってもらった割にしつこい)

 

なお、そのおじいさんには、タルトゥーフォ(トリュフ)のパニーノで有名な店でおごってもらったこともある。小さいトリュフクリームのパニーノをつまんで、プロセッコを飲んだような記憶が朧げにある。(たぶんここ)彼はイタリア語がすでにペラペラだったが、毎年フィレンツェまで遠征して、イタリア語コースに参加していた。野菜は嫌いだから食べないと断言していたが、マルセイユからフィレンツェまで夜行バスで来たりして、私よりずっと元気だった。人間って、野菜を食べなくても生きていけるんだ…と驚いた記憶がある。

 

 

 

36番の路線バスの終点(Cascine del Riccio)付近の普通のバール「LA RINASCENTE

 

周辺の風景がトスカーナまるだし

 

川を覗き込んだら、小魚が泳いでいた。

 

この時は昼下がりで、このARCI系のバールだけ開いていた。トラットリーアなどは昼休み中だった。

 

 

モレッティのコールドフィルタービールを飲んでみたら、色が薄いわりに美味しかった。

グラスはペローニだったけど。

 

 

 

「ジェラテリーア・ラ・カッライア」(Gelateria La Carraia

アルノ川に掛かるカッライラ橋のたもと(左岸)にあるジェラート屋さんで、行列のできる人気店。サンタクローチェ教会付近にも支店がある。

 

 

アイスクリームケーキもある。

 

私はいつもヨーグルトとピスタチオの2種を選ぶ(考えるのが面倒で)

 

一番小さいカップは、2種類のフレーバーを選べて2ユーロ

この当時、他店のジェラートは通常3ユーロ以上した。この店は安くて美味しいから人気なのだろう。

 

アルノ川を眺めながら立ち食い。

 

「夏のイタリアに来たんだから、一度くらいジェラートを食べなきゃ」というプレッシャーに負けて、つい食べちゃったけど、すごく美味しかったけど、でもやっぱりビールの方が良かったかも…(どこまでもアル中思考)

 

 

 

(おまけの建物写真)

飲食店じゃないけど、ここに無理やり突っ込んじゃう~

 


ベルフレデッリの塔(Torre dei Belfredelli)

 

 

蔦に覆われた中世の石造りの塔、物語のお姫様が住んでいそう。私にぴったりね!(どこまでもずうずうしい)

 

ベルフレデッリの塔は、アルノ川左岸、ポンテヴェッキオの近くある13世紀に建てられた歴史的建造物だ。フィレンツェにはこういう中世に遡る塔の形を取った邸宅(casa-torre)がいくつかあると、イタリア語コースに含まれるフィレンツェ文化の授業で教わった。

 

この塔は7階建てで、現在もフィレンツェで最も高い建物の一つ。改装されて今も使われているとのことだ。ウィキペディア(英語版)によると、塔内のベッドルームが2つあるアパートが借りられるらしい。裏手にある「ラマリアンティの塔」(Torre dei Ramaglianti)と合わせて、ブッキングコムに宿泊施設として載せられていた。案外安い…?

 

なお、ラマリアンティの塔の方は、イタリアの著名なテレビ司会者カルロ・コンティ氏(サンレモ音楽祭の司会も務めた大御所)が所有しているそうだ。(誰得情報)

 

(続く)

Coming soon!(ほんまか)

コメント
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