昨日、五十肩のリハビリで病院へ行ったら、今年の4月に入ったばかりの新人理学療法士さんがずいぶん成長していてびっくりした。
たしか10日ほど前に見かけた時は、まだ患者さんへの声掛けが固かった。
患者さんに対して、流れるように自然に話しかける先輩を見て「自分も何か言わなければ」と焦るのか、新人さんは一生懸命に患者さんに向けて話題を作るのだが、患者さんは気乗りしない返事をして、なんだか気まずい雰囲気が漂っていた。
見ていてかわいそうになりながら「話しかけなければと構えて固くなっているから、患者さんも構えちゃうんだよね・・・」などと、けっして人のことは言えないが、自分も固くなった五十肩をさすりながら考えていたのだった。
ところが昨日は違った!
昨日の新人さんは、まるで一皮むけたようにふるまいに落ち着きが出て、患者さんへも自信を持って向き合っていた。
またそれが伝わるのか、患者さんも安心して身を任せているように見えた。
「新人さん達、ずいぶん成長しましたね」と私を担当してくれているベテラン療法士さんに伝えると、「そうですか!今年の新人はみんな真面目で一生懸命にやる子ばかりなんですよ」と嬉しそうにおっしゃってくれた。
さてさて、うちの新人くん(長男パイン)はどうなのか・・・
パインは研修で自衛隊に入隊していたのだが、先日、全身筋肉痛になりながら日焼けした顔で帰ってきた。
自衛隊内は当たり前だが、規律と団体行動の世界。
有事に備えて日々訓練している中に入れてもらって何を学んで来たのかと思っていた。
パインによると、生活も訓練もすべて決められたチームでの行動が義務づけられていて、基地内であっても上官以外は一人で出歩くことは禁止だったそうだ。
毎日早朝、ラッパの音とともに起床し、短い決められた時間内で身支度や掃除、食事を済ませ、国旗掲揚をしたそうだ。
もちろん、国旗掲揚の時は敬礼の姿勢。(当たり前だが、初めて敬礼のやり方を習ったそうだ)
その後、国歌を歌い、歌う声が小さいと「もっと声を出せ」と指導が入る。
そのあとはひたすら訓練、訓練で、全身筋肉痛になったそうだ。
自衛隊では一人のミスは連帯責任としてチーム全員が責任を取るという厳しい決まりがあったそうだが、逆を言えば決して仲間を見捨てないということも教わったそうだ。
ほかにも色々と興味深い話を聞いたのだが、中でもトイレットペーパーの話は驚いた。
自衛隊内のトイレにはトイレットペーパーがついていないそうで、決まった数のトイレットペーパーがチームごとに支給されるのだとか。
「トイレットペーパーも国民の税金で買っているのだから無駄にはできない」というのが理由だそうだ。
だからトイレに行く時は支給されたトイレットペーパーを持って行かなければならず、他の人のことも考えて、あまりたくさん使わないように気を付けたそうだ。
この話を聞いたとき、「いいよ、いいよ。トイレットペーパー買うくらい税金使ったっていいよ。場合によってはたくさん使いたい時だってあるだろうし、もっと買ったらいいよ」と思った。
大した仕事もせずに税金でたくさんお給料をもらっている政治家に比べれば、トイレットペーパー代くらいどうってことはないのでは?と思うのは私だけだろうか。
とはいえ、少ないトイレットペーパーをわけ合って使うことも、訓練の一環なのかもしれないけど。
さて、こうして厳しい訓練を受けて帰ってきたパインだが、はたして一皮むけたのだろうか・・・
「自衛隊から帰って来ると、なんかシャバへ出てきた~っていう解放感がすごくするんだよね。ところで、今日は同期と会社帰りに飲みに行くから夕飯はいらないよ」と言って、今朝出勤していったパイン。
はたして、はたして、一皮むけたのだろうか・・・
たしか10日ほど前に見かけた時は、まだ患者さんへの声掛けが固かった。
患者さんに対して、流れるように自然に話しかける先輩を見て「自分も何か言わなければ」と焦るのか、新人さんは一生懸命に患者さんに向けて話題を作るのだが、患者さんは気乗りしない返事をして、なんだか気まずい雰囲気が漂っていた。
見ていてかわいそうになりながら「話しかけなければと構えて固くなっているから、患者さんも構えちゃうんだよね・・・」などと、けっして人のことは言えないが、自分も固くなった五十肩をさすりながら考えていたのだった。
ところが昨日は違った!
昨日の新人さんは、まるで一皮むけたようにふるまいに落ち着きが出て、患者さんへも自信を持って向き合っていた。
またそれが伝わるのか、患者さんも安心して身を任せているように見えた。
「新人さん達、ずいぶん成長しましたね」と私を担当してくれているベテラン療法士さんに伝えると、「そうですか!今年の新人はみんな真面目で一生懸命にやる子ばかりなんですよ」と嬉しそうにおっしゃってくれた。
さてさて、うちの新人くん(長男パイン)はどうなのか・・・
パインは研修で自衛隊に入隊していたのだが、先日、全身筋肉痛になりながら日焼けした顔で帰ってきた。
自衛隊内は当たり前だが、規律と団体行動の世界。
有事に備えて日々訓練している中に入れてもらって何を学んで来たのかと思っていた。
パインによると、生活も訓練もすべて決められたチームでの行動が義務づけられていて、基地内であっても上官以外は一人で出歩くことは禁止だったそうだ。
毎日早朝、ラッパの音とともに起床し、短い決められた時間内で身支度や掃除、食事を済ませ、国旗掲揚をしたそうだ。
もちろん、国旗掲揚の時は敬礼の姿勢。(当たり前だが、初めて敬礼のやり方を習ったそうだ)
その後、国歌を歌い、歌う声が小さいと「もっと声を出せ」と指導が入る。
そのあとはひたすら訓練、訓練で、全身筋肉痛になったそうだ。
自衛隊では一人のミスは連帯責任としてチーム全員が責任を取るという厳しい決まりがあったそうだが、逆を言えば決して仲間を見捨てないということも教わったそうだ。
ほかにも色々と興味深い話を聞いたのだが、中でもトイレットペーパーの話は驚いた。
自衛隊内のトイレにはトイレットペーパーがついていないそうで、決まった数のトイレットペーパーがチームごとに支給されるのだとか。
「トイレットペーパーも国民の税金で買っているのだから無駄にはできない」というのが理由だそうだ。
だからトイレに行く時は支給されたトイレットペーパーを持って行かなければならず、他の人のことも考えて、あまりたくさん使わないように気を付けたそうだ。
この話を聞いたとき、「いいよ、いいよ。トイレットペーパー買うくらい税金使ったっていいよ。場合によってはたくさん使いたい時だってあるだろうし、もっと買ったらいいよ」と思った。
大した仕事もせずに税金でたくさんお給料をもらっている政治家に比べれば、トイレットペーパー代くらいどうってことはないのでは?と思うのは私だけだろうか。
とはいえ、少ないトイレットペーパーをわけ合って使うことも、訓練の一環なのかもしれないけど。
さて、こうして厳しい訓練を受けて帰ってきたパインだが、はたして一皮むけたのだろうか・・・
「自衛隊から帰って来ると、なんかシャバへ出てきた~っていう解放感がすごくするんだよね。ところで、今日は同期と会社帰りに飲みに行くから夕飯はいらないよ」と言って、今朝出勤していったパイン。
はたして、はたして、一皮むけたのだろうか・・・