長野へ行って来た。
直行便で信州まつもと空港まで一時間半のフライト。
さらに松本空港から高速バスに乗って三十分ほどで松本市内に着く。車で八時間かけて行く道東よりずっと早い。
これなら何度でも行きたい、、なんて思うほど、今回の旅は(も)よかった。
今回の旅の目的は「山」で、日本アルプスの美しい景色を見ることが最大の目的だった。
と言っても登山は無理なので、普通に観光として散策して来たのだけど、想像していた以上に素晴らしい景色だった。
まず最初に訪れたのが上高地。
レンタカーで沢渡駐車場まで行ってから、シャトルバスで上高地へ向かった。
途中の大正池でバスを下車し、そこから歩くこと三時間あまり、約10キロと少しを歩いて上高地の景色を堪能して来た。
切り立った山々、川辺の白い石と澄んだきれいな水、そして青い空のすべてが本当に美しい。
北海道でも、高い山脈と川は数多く見ることができるが、このような景色は見たことがない。
北海道の自然はもっと荒々しい感じがするが、ここは完璧に美しく整っているように見えて、ただただ感嘆するばかり、、、
山道を歩いていたら、目の前を一頭の大きなお猿が通過して行った。
お猿さんなんて動物園でしか見たことないが(ニホンザルの北限は下北半島)、こんな間近で野生のお猿を見られるなんてすごい。
もっとよく見たいと近づいたら、後ろの女性が「襲ってくるから近づかないで!」と教えてくれた。
そう言えば、お猿に襲われたというニュースを聞いたことがある。
女性は、そんな場面にあったことがあるのかもしれない。
後ろからやって来る人たちにも「近づかないで」と声がけをされていたが、当のお猿さんは、人間のことなど気にもかけず、実に堂々とした姿で消えて行った。
さて上高地は本当に素晴らしい場所だったが、次に行った白馬村の岩岳も負けず劣らず美しい景色だった。
岩岳では、ただ座って景色を見ていただけだが、気がつけば二時間も経っていて驚いた。
時間を忘れるほどの美しい自然。魅せられてしまった。
他にも松本市内観光を楽しんだり、諏訪神社の参拝をしたが、実は日本アルプスの美しい景色の印象があまりにも強過ぎて、思い出すのはこの大自然の風景ばかり。
帰りの飛行機では、窓から景色を見て、旅行に行って初めて帰るのが寂しいという気持ちになったのが、我ながら意外だった。
そんなわけで、旅から帰ったばかりだが、またいつか行こうと思っている。