最近、登録しているX(旧Twitter)のフォロワーが増えてきた。
一週間に一度か、頑張ってもせいぜい二度の投稿がいいところのブログと違って、毎日数回は投稿、、、と言っても、Xは自分がいいなと思った記事のリスポストをしているだけで、ほとんど自分の意見の発信はしていない。
もともと他の人の記事を読みたいから始めたので、フォロワーを増やしたいとか、たくさんのいいねが欲しいとか、まったく思っていなかった。
最初は読むだけで投稿はしていなかったが、他の方にもぜひ読んでもらいたいと思うようないい文章や写真や動画があって、リスポストするようになった。
そんな他力本願の私のXに、最近急にフォロワーが増えてきて、ちょっと驚いている。
それも最初の頃によくあったアダルト系の怪しいフォロワーは、すっかりいなくなり、今はなぜか海外の女子からのフォローが多いというのが不思議。
自然、動物、暮らしの知恵的なものを多く載せるので、多分女子向きなのかもしれない。
そんな中で、ある方から「肉食についてどう思いますか」というメッセージを頂いた。
メッセージ自体、来るものとは思ってもいなかっただけに驚いたが、どうやら私が載せた動画を見て、私の意見を聞きたくなったようだ。
その時に載せたのは海外の動画で、小さな女の子が肉料理が載った皿を前に「動物を食べたくない」と言って泣く動画だった。
自分がその動画がいいなと思ったのは、動物の肉を食べないと言うことではなくて、女の子の動物に対する優しい気持ちと、彼女の両親が叱ることなく「無理に食べなくていいのよ。ゆっくり考えましょう」と、彼女の気持ちを汲みとって話をしているところだった。
もらったメッセージには「自分も魚介は食べるが、動物は食べません」と書かれていて、私がベジタリアンなのかどうか、動物の肉を食べることについて知りたかったみたいだ。
私自身はベジタリアンではなくてお肉も食べる。
どちらかと言えば肉より野菜の方が好きなのは事実だけど、自分や家族の健康と、肉を使った方が美味しい料理も多くあることを考えて食べていると返信した。
相手がどう思ったかはわからないが、ありがとう代わりのいいねが送られてきた。
それからしばらくして、今度は虐待されていた動物が、人間に優しくされて涙を流すという動画を載せた。
こちらの動画がいいと思ったのは、動画の最後に書かれていた「動物の虐待はやめましょう」というメッセージだった。
その動物が、人間の優しさに触れて本当に涙を流したかどうかは、重要ではなくて、最後のメッセージこそがいいね!と思った。
すると、またメッセージをくれた同じ方が、その動画をリスポストして「動物が涙を流したのはただの目の病気です」と呟いた。
さらに「Xに載せているものは、偽物が多すぎる。見栄っ張りや偽善者ばかり、、云々」と書かれていた。
Twitterを始めた初期の頃、たまたま目に入った彼女のつぶやきが、多くの方の批判の的になっていたことがあった。
彼女を援護しようとは思っていなかったが、私には彼女が間違っていることは言っていないと思えたので、そのコメントを載せたら、以来いつもいいねをくれるようになり、私もいいねを押すことが多くなった。
でも今回はいいねが押せなかった。
もちろん私のことを言っているかどうかはわからない、と言うかそれはどうでもいいことだが、先にも書いたように、動物が涙を流した理由は、大したことではなくて、心に響いたのは最後のメッセージだということだ。
だから作られたCMだったとしても、いいねと思う。
いいねを押さなかったせいなのか、今度は同じメッセージを私個人に送って来た。
きっといいねと思って欲しいのだろうなと思った。
SNSで見ているだけで、彼女のことはわからないが、最初からのつぶやきを見ていると、きっと優しい子なのだろうと思う。
何かSNS上で嫌なことがあったのかなと思ったり、動画を載せた理由を返信しようかと思ったりもしたが、それはやめていいねだけを返した。
実際の人間同士のつきあいや、それは、たとえ肉親であっても、個人が考えている本心は、なかなか分かり合えないものだなと思う。
ましてやSNSでしか繋がっていない相手であれば尚更だと思う。
そして、それが無意識に相手に依存している場合、自分が思っていた人と違った面を見せられた時には、怒りが湧いてくることがあるかもしれず、それ以上に自分の心が傷ついてしまう。
だからなるべく自分で考えて、自分で決めることが大切ではないかと思う。もちろん助言をもらうことはいいことだと思うが、、、
なんてことを、自分に言い聞かせつつ「これでいいのだ〜」と、私は今日も生きている。