ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

オベリベリ(帯広)

2024-07-04 15:41:07 | 旅行

用事があって一泊二日で帯広へ行って来た。

十勝地方は毎年一度は行くので、十勝の中心都市である帯広も毎年のように訪れている。

食料自給率1200%以上という日本最大の食料基地 十勝地方は、広大な大地に豊かな大地の恵みが感じられる土地で、札幌で森林そばに住んでいると言うのに、帯広の方が自然を身近に感じられるのは何故なのだろうと思う。

さて朝に家を出て、帯広に着いたのがお昼を過ぎだったため、有名なインディアンカレーで遅い昼食を摂り、次にどこへ行こうかと連れと相談した。

用事があるのは夕方で、時間はたっぷりあると言うので、帯広市内の銭湯へ行くことにした。

オベリベリ温泉 水光園。

源泉掛け流しの茶褐色のモール温泉で、驚いたことに洗い場のシャワーや蛇口から出てくるのも茶褐色の温泉水。

お湯から上がった後は、お肌がツルツルになり、これで入浴料が480円とは、帯広の人がうらやましい。

ちなみにオベリベリとは「おびひろ」の意味で、元々はアイヌ語の「オペレペレケプ」がなまって「オベリベリ」になり、最終的に帯広となったのだそうだ。

そして翌日。朝食はホテルで摂らず、車でパン屋さん「麦音」へ行った。

こちらはすべて十勝産小麦粉を使ったパンで、他の食材も十勝でとれた食材を使っている。

有名なのか外国人の方もいらしていて、皆さん外で朝ごはんを食べていた。

私も小麦畑を眺めながら、美味しいパンを頂いて来ました。

さて帯広最後は、行きたかった六花亭の施設で「六花の森」

六花亭が好きで、どこへ行っても六花亭があると、必ず入るほどの六花亭ファン。

ちょっとした贈り物は六花亭でお菓子を買うし、自宅でたまに食べるおやつも六花亭。お茶を飲みに行くのも六花亭のカフェが多い。

このように六花亭はほとんど行ったが、唯一行ったことがなかったのが「六花の森」だった。

100,000平方メートルの広大な土地に、六花亭の包装紙に描かれている山野草が植えられていて、坂本直行さんの絵が飾られたギャラリーが点在している。

坂本直行さんといえば坂本龍馬の子孫であるが、それよりも画家というイメージの方が強い。

北大農学部を卒業後、一旦は就職したものの開拓農民となって十勝の原野に入った。

その後三十年あまりの開拓者としての生活は、想像を絶する厳しさで離農。晩年は画業に専念したそうだ。

坂本直行さんの絵は、山野草と日高山脈が多い。

「自然というものは 人間を簡単に殺しもするし 生かすこともある。また暖かく抱いてもくれるし 冷酷極まる圧力で迫ってくるが 要はそれを受けとめる 人間の考え方次第である」

野原に咲く草花と山。

どちらもちょっこうさんが愛したものだったことが、絵からもその言葉からも伝わってくる。

ちょっこうさんの絵を鑑賞しながら六花の森を歩き、どうしてこんなに六花亭が好きなのか、わかった様な気がした。

お菓子の包装紙から、六花亭の各店舗の庭から、自然が感じられるからだった。

妖精が居そうな六花の森でした。

 

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