ちょっと時期が遅くなったが、近くにふきを採りに行って来た。
ふき採りは、待ちに待った春の恒例行事になっている。
と言っても一回食べるだけの量なので、あっという間に採り終わるのだけれど、苦味のあるふきやふきのとうを食べると、身体から余計なものが抜けていくような気がする。
実際にふきなどの山菜には、解毒作用があるそうだ。
ただ山菜は毒素があるものが多く、ふきにもピロリジジンアルカロイドという天然毒があるため、採ってきたふきは下茹でをしてから、水に浸けてよくアク抜きをしなければならない。
それからさつま揚げや豚肉などと一緒に炒めて、甘辛く味付けをすると、これだけでご飯がたくさん食べられるくらい美味しい。
一ヶ月くらい前に採ってきたふきのとうも、同じようにアク抜きをして、ふきのとう味噌にして食べた。
こちらもご飯がすすんで困るくらい美味しかった。
でもこうして毎年楽しみにしている割には、採りに行くのはそれぞれ一回ずつくらい。
美味しくて食べすぎると、解毒し過ぎるのかお腹が下るので、私には一回食べるくらいがちょうど良いのだと思う。
山の中に入ることなく、近場に散歩のついでに採ってくる程度なのだけど、今の時期、山菜を採るために、山の中へ入って行く方をよく見かける。
ふきを採っている時にも、お一人が入って行った。
一人で大丈夫なのかと心配になった。
この辺りの山でも山菜を採りに山に入って、そのまま行方不明になる人が何年かおきにいる。
道に迷ったのか、熊に出会ってしまったのかわからないが、見つかっていない方もいると聞いた。
これくらいなら大丈夫とは思わないで、山菜を採る時には、どうか気をつけてください、、、と思う。
そして、いよいよ家庭菜園の季節がやってきた。
上の写真は、先週苗を買いに行った時に撮った写真。
これから植えるのか、はたまた既に植え終わった後なのか、素人にはさっぱりわからないけど、これからまた野菜がたくさん食べられる季節がやってくるかと思うと嬉しい。
この穏やかな日常が続きますようにと願う。