前に書いた道東へ行った記事の続き。
中標津町の温泉宿に泊まったあと、知床まで足を延ばすことにして、途中で野付(のつけ)半島に寄り道した。
野付半島は、江戸時代まで国後島や千島列島へ渡る中継地点として栄え、ニシン漁場としても栄えた所だそうだ。
もちろん現在でも漁業は盛んで、有名なのは北海しまえび。
茹でた北海しまえびは、ほんのり塩味で身がぷりぷりしてとても美味しい。
まさに今が旬かもしれない。
知床峠から正面に見えるのが羅臼岳。
そして視線を右に移すと根室海峡があって、さらに国後島が遠くにうっすらと島影で見える。
国後島は、わずか16キロしか離れていないが、今はロシア。近くて遠い国だ。
さて知床では、知床五湖のうち知床一湖まで行って来た。
一湖までは、高架木道を歩いて往復1.6キロの距離で、景色を見ながら小一時間ほどで往復できる。
ところが、この日は日本で一番暑かった地点と報道されたくらいの暑さで、暑さにまだ慣れていなかったせいか、けっこうキツかった、、、
ところで知床はヒグマの生息地なので、高架木道の両側には電気柵が張り巡らせてある。
今はヒグマの活動期ということで、木道からもヒグマを見ることがあるそうだ。
着きました。知床五湖のうちの一湖です。
そして、この先、二湖からは、ヒグマ対策ができるガイドさんと一緒じゃないと行けないことになっている。
ヒグマに会った時に危険ということで、二湖へ行く道の扉には鍵がかかって開かないようになっている。
ガイドさんと一緒の時は、ガイドさんが鍵を開けてくれる。
最近は、すっかりヒグマは凶暴で恐ろしいイメージになってしまったけど、本来ヒグマは穏やかな動物なのだとか。
それなのに不幸な事故が多いのは、人間側にも何か問題があるのだろう。
ヒグマの家でもある生息地。よそ者の人間は、ヒグマを刺激しないように静かに見せていただきました。