Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

登山ではなく、山歩き

2005-10-09 23:43:36 | フランス語
フランス語検定の傾向と対策の本を買ってから1週間。
パラパラと最初から最後までめくって見ながら、「これを何回もくり返してやれば合格するのかなぁ?せめて1次試験だけでも受かりたいよ・・・」と思っています。

この本の”はしがき”に「語学学習はよく、山登りの例えをされますが、学習を進めていくうちに、その定義は破綻します」と書いてありました。
もともと、言語学習に「ここまで来ればもうOK」というような頂はないのだそうです。
学習し始めたころは、文法でも単語でもゼロからのスタートで、一つ一つの文法事項や単語を覚えるたびに、1合目到達、2合目到達、という達成感が味わえただろうけれど、ある程度まで学習が進むと、大きな変化が感じられなくなるのだそうです。

そうなったら、もう登山ではなく山歩きの域に来たのだ、と書いてありました。
山道の草花や上空の雲の様子を観察し、空気の変化を感じながら歩くことを楽しむのと同じように、辞書を片手に新しく出会う言葉や表現を楽しむ気持ちで学習を続けて言ってください・・・・と。


ふむふむ。
私は文法もまだ大穴があるけれど、こんな”はしがき”が掲載されている本を使って勉強するまでになったのだから、やっぱり山歩きの域に入ってきた、と思っていいのか?な?
そういえば、歩いていると、知らない野花が咲き乱れ、
見たこともない野鳥が歌っています。
空気は冷え冷えとしていて
青空を求めて歩いているのに、もやもやとした雲が頭上に。
でも、歩いているのだから、歩き続けるしかないんです。

試験は「関所」みたいなものかな?
関所を抜けられなくても、旅は続けられるのです。
でも、抜けて「通過済み」のスタンプ欲しいな。

また明日も、知らない山道を歩きます。