Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

フォラグラ<Le foie gras>

2005-10-21 00:43:24 | フランス語
フランス下院で「フォアグラはフランスの文化的遺産である」という法案を全員一致で可決したそうです。
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おりしも、ヨーロッパでは「鳥インフルエンザ」がアジア、トルコ、ルーマニアを伝わって広まってきており、フランスでも危機感が増しているようです。
養鶏業者、フォアグラ生産者は、養鶏場に渡り鳥などが紛れ込まないようにネットを張り巡らせ、鶏舎の消毒も怠らずに、神経を尖らせいてるそうです。

そんな中、「フォアグラは、フランスの文化遺産で、守られるべきものである」と決めました。
生産者組織と、関係している議員さんとの密接な関係が感じられます

これに黙っていないのが「Brigitte Bardot (ブリジッド・バルドー)。」

「フォアグラなんて食べちゃだめ!残虐な、非人道的な伝統だわ」と声を上げました。記事はこちら
彼女いわく、ヨーロッパでは、ポーランド、オーストリア、デンマーク、ノルウェー、ドイツはすでにフォアグラの生産を中止しているとか・・・・・。

でも、フランスから輸入はしてるんですよね。

確かに、フォアグラの生産工程(身動きできない檻に閉じ込め、ただひたすら口からえさだけを流し込む)は残酷です。
でも、その結果の産物のフォアグラを、私だってレストランで、ソーテルヌのワインと一緒に「おいしいね」なんて言いながら食べたこともあります。
矛盾しています。
でも、そんなこと言ってたら、豚肉だって牛肉だって鶏肉だって食べられないよ。