Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

やっぱりずれてる

2009-06-25 22:01:42 | おっ、と思ったこと
小渕少子化担当大臣。
いやいや、彼女がずれているのではなく、少子化担当の官僚がずれているのです、正確に言えば。
新聞記事を紹介していくワイドショーを見ていたら、「政府、恋愛のすすめ」(記憶は定かではない)みたいな新聞記事がありました。
小渕少子化担当大臣が、「少子化に歯止めをかけるには、まずは結婚促進が必要。そこで消費税の1%を政府主導の婚活に充ててはどうか・・・具体的にはまだこれから決めることだけれど」とおっしゃったそうな。

やっぱりずれてる。
第二子をご出産され、産休切りもなくめでたく職場復帰された方にはピンとこないのかも。
って書いてるわたしも、産休だの育休だのとは無縁の生活なのですが・・・。


結婚し安定した生活を営むためには、安定した収入が必要なわけで。
それが確立されて初めて「そろそろ子供もほしいよね」となるわけ。
その安定収入が確保されず、派遣就労で派遣切りにおびえる人が結婚に踏み切れるわけがない、と思うのはごくごく当然。

そのためには、雇用の安定が絶対必要不可欠、何処まで行っても・・・・とこの私だって考え付く。
そんなことを飛び越して、「政府主導の婚活」ってなんなの??
税金使って、合コンして、結婚まで行ったカップルにはハネムーンの旅費をだしてくれて、あわよくばハネームーンベビーを!と?

浮世離れもはなはだしい。

官僚の方たち。100%そうだとは言いませんけれども。

官僚になるためには、いい学校(それもかなり限られた)を出ている必要があり、いい学校に入るためには、受験をしなければならず、受験するためにはそれなりの準備が必要で、それらすべての段階にかなりのお金が必要だけれど、それをクリアしてくれた両親の元に育った、そんな官僚の皆様には、派遣労働の不安定さなど身に沁みて分かってね、というほうが無理!

官僚に対してブースカ文句言わないでいられる方法はただひとつ。
自分も官僚になること・・・・だと強く思う今日この頃。
もう遅いけど。