バージニア労働者

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私に潜む多国籍軍 (日本人なのに - 例外編)

2008年04月12日 | アメリカ生活
関連記事 日本がない (日本人なのに - 前半) 
     日本を代表するもの (日本人なのに - 後半)


ここで3つ、例外を紹介しておく。


例外1:

ずっと昔、海兵隊基地のオフィスで秘書として働いていた
ときのこと。

当時、フードサービスの課でウェイトレスかなんかを募集していて、
4人ぐらいで来た日本人妻がオフィスにやって来た。

彼女たちは私を、韓国人か中国人か、とにかく日本人以外だと
思っていたのか、英語で話し始めたが英語は苦手らしく、
会話が続かない。

「私日本人ですので日本語でいいですよ。」と言ったら、
いきなり機関銃のように話始めたのを覚えている。

彼女たちが帰ってから、その会話の一部始終を眺めていた
他の来客(彼は別の用事で待合室にいた)が、

「さっきあなたが話していたのはどこの国の言葉?」
と聞く。

「日本語です。」

「わあ。じゃ、あなたのお父さんとお母さんの言葉、両方を
マスターしてるんだね。すごい、すごい。」

「...両親は日本人ですが。」

「え。君、ハーフじゃないの?」

<解説>
恐らく、彼は私の顔、というよりは、化粧から何だかさっきの日本人とは違う
と思ったと思う。だって、私の化粧は濃い(特に目元)し、
それに4人の日本人妻は、スッピンだので。

例外2:

去年、ハニバニの長期出張先であったハワイに遊びに行った。
そこで彼の同僚と少し話して、それからは別行動だった。

帰りの飛行機が、その同僚と同じだったのでまた適当に話しをする。

私のいないときに、同僚がハニバニに聞いた2つの質問。

「えっと、奥さんの名前なんていうんだっけ?」
「で、彼女、ヒスパニック系だよね?」

<解説>
私はハワイに行く前に、こっちで日焼けを施していて(セルフタニングローション)、
現地に観光で来ている日本人よりは、ずっと焦げていた(爆)。
日本人の美白は、ハワイでとても目立つ。私をより焦げた人に見せた(爆)。
おまけにあの化粧だ。
ヒスパニック系というよりは、フィリピン人に近かったと思うが。


例外3:

これは少し例外からも外れそうだが、ずっこけたので
挙げておく。

2年前に、広島にいる両親に会いに帰国した。

今では、日本でももうすっかり定着した「フルアイメーク」も
父にとっては珍しいらしい。

父は、「あんたは(目の周りを)描くのぅ!上も下もじゃいや。」
(訳:あなたは(目の周りを)描くね!上も下もだね)←何か変な訳

と言って、ジロジロと見ていた。

ある日の夜。
みんなで母の手料理をつついていたときだったと思う。

TVではアメリカの政治のことをやっていた。

おもむろに、父が私を見て言う。

ライス国務長官を見ると、あんたに似とるのぅと思う。」

 全然似てないけど、彼女のスマイルの美しさぐらいは似てたいな。


これには本気でずっこけました。

父は続ける。

「目元の描き方が、ライスさんみたいでの。」

だったら、今、日本はライス国務長官でいっぱいではないか。

<解説>
...なし。




どうやら私は多国籍でいけるようだ。






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