バージニア労働者

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乳がん検診 3Dマンモグラフィー

2015年10月26日 | アメリカde健康管理

前の記事で、『あっという間に夏が終わって秋の到来』などのんきなことを言っていたが
さらにあっという間に10月が終わって行く次第。



実はケイエス、10月に入ってからいろんな検査を受けていたのである。



どこどこが悪い、というわけではなく、単に定期検査が10月に重なったということだ。


まず最初にあったのが子宮頸がん検査


これは今まで毎年受けていたのだったが、担当の医師のカトリーナ医師(以下カトちゃん)
『ケイエスはもう毎年しなくていいよ。2年に一回にしとくね。』と言って、検査の頻度を落としてくれた。


その検査の時に、総合血液検査と乳がん検診の予約をした。


総合血液検査は今までやったことがなく、ハニバニが検査してもらっていて、
そこから何がわかるかというと、一般的なコレステロール値だけでなく、内臓の働きやら
血糖値、赤血球、白血球の数やら、いろんなことがわかるらしい。


コレステロール値は今まで全く問題がなかったが、もうずいぶんやってなかったので、今回チェックしてもらうことにした。


そして乳がん検診。


私は年に2回、半年に1回のペースで検査をしてもらっている。


別に自ら望んだわけではなく、今までに出産経験がないことや、それが理由でDentsBreastだということで
以前2回ほど再検査になったことがある経験から、乳がん専門の医者が『検査の頻度を半年に1回にすること』にしたのだった。


DentsBreastとは、Dents(密集)のBreast(乳房)という意味からわかるように、簡単に言えば張りがある乳、なんだが
これってあんまり喜ばしいことではなかった。


医者は『子供産んでないから胸がまだ若いままなんだよ。若い人の胸はみんなこんなだよ。』と言ってくれたが、
レントゲンにはやたら白い繊維質みたいなのが張り巡らされていて、これが乳がんを発見し損ねる原因になったり、
ある説ではこの手の乳房によく現われる塊(これが乳がんと間違われたりする)が先でガン化してしまうのではとか
いろんな諸々の説がある。


簡単に言うと、健康面から考える理想的な乳とは、大きくて、張りのない脂肪だらけの乳だと私は思う。


出産を繰り返すことでこの張りはどんどん失われて、脂肪が増えてゆく。


だから出産の回数が多い女性は出産を経験してない女性よりも、乳がんにかかるリスクが低いとされてるんだ。


さて、話を戻す。


カトちゃんとの会話で、こないだ日本で波紋を広げた元プロレスラー、アキラさんって人?の話をしたのよ。


私本当は今までどおり、普通のマンモグラフィーを行う予定だったんだけど、
私の乳の状態(平面だと見にくい、乳首の裏のガン、とかね)だと3Dがいいだろうということで
今回初めて3Dのマンモグラフィーを撮ってもらうことにした。


カトちゃんが『その彼女(アキラさん)、3Dで検査していたらもっと発見が早かったかもねえ。』って言ったのが
なんか胸にず~んときたわ。


なんかアキラさんのこともあるし、今乳がん患者がすごく増えてるし、そこに乳がある以上、
『私は絶対に大丈夫!』なんてのんきなことはもう言ってらんないわで、なーんかね。
いつもよりもものすごく不安がつのった。


カトちゃんがね、優しく励ましてくれるのよ。


『アジア人は乳がんになる確率が他の人種に比べて低いのよ。それよりもアジア人は食道とか消化器官、大腸を心配するべきよ!』


だけど日本人でも乳がんになってるではないか(涙)


さて、この3Dマンモグラフィー。


検査する装置は普通のと全く違いはありません。楽かと思っていたのでそこで意気消沈。


てか、実際は普通のよりももっと過酷だった。


あんまり脅かしたくないのだけど、ここではありのままのことを書くつもりなので書く。


3D、めっちゃ痛い。普通の2Dでもあの痛みは尋常ではないけど、3Dはもっと悲惨な痛みだったわ。


なんでこんなに痛い思いをしたかって?


それは写真(X線)を撮る方法にあったの。


2Dだと上、横からカシャッなのよね。経験ある人ならわかるだろう。


ところが、この3D。平面な画像ではないため、カシャッのあとにカッカッカッカ...
カメラが立体的なイメージをゲットするために角度を変えるの。


このカッカッカッカ...の、待ってる間は5,6秒なんだけどまああの長いことと言ったら!!!!


両胸を上と横からの撮影で、計4枚なんだけど、あの痛みを4回も我慢するなんて私ってなんて勇士なの。


しかも担当のX線技師が1枚上手く撮れなかったからって、1枚余計に撮られた。よって痛みもエキストラ。


つまり放射能もエキストラ。(大げさに言ってるけどマンモの放射線って微量だから大丈夫よ)


全て終わったころには、私の胸全体がまっ赤に。おぉ痛い。


それから数日間は胸全体が筋肉痛っぽくて、さらに結果が怖くてさらに意気消沈。


うぅ。こんなことではいかーん!!!!と、散歩中の秋の紅葉にうっとりしたり





夕暮れに感動したり





人んちのハロウィーンのデコレーションを笑ったり




(だけどこれ、後でじわじわ来る怖さもある。夜見たらもっと嫌な感じ。)


ピザ食べに出かけたり



マルガリータピザ



トスターダピザ


何とかして気を紛らわそうとしてね。


日が経つにつれて、病院から電話がないってことは大丈夫だったのかな?とか思う余裕も出てきたり...


だけどやっぱり待つのって嫌だわ。


そうやって1週間が過ぎた今日、やっと封書で通知が到着。


ノーマル(異常なし)だって。


よかったー(涙)


やっぱり毎回覚悟するのよね。もしも、のことを考えて。


思わず封書にキスをしたわよ。『Thank you...』って誰に言うでもなしに。


こっちでは40を過ぎたら定期的に乳がん検診を!って言われてるから、
みなさんももし40過ぎているなら早め早めで検査してもらったほうがいいよ。


検査は確かに痛みを伴うけど、何もなかったら痛みなんてどうでも良くなるしね(だけどもうしたくないって思う胸の内)。


長くなったけど今回はちょっと力説でした。



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子宮頸がんと血液検査の結果も全く異常なし!健康に感謝。
健康に産んでくれた母に感謝です。ありがとう。



↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
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