バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

Don’t Speak to Me

2008年07月03日 | お仕事
「猫の手も借りたい」という言葉がある。


今日は月末レポートの2日目で、山場を迎えていた。

このブログで友情出演するK姐。
かわいそうなことに、彼女は私の毎月の「愚痴」を聞かされる
二人のうちの一人だ。もう一人は、ハニバニ(夫)ということになる。

彼女には毎月同じような愚痴を言ってるので、
彼女には「耳にタコ」みたいな話なのだが、
いくら自分の仕事が好きで、毎日楽しく勤務しているとは言え、
レポート期間の3日間は私も人格がおかしくなる。

なんつってもほら、その日その日で予定が組まれてる仕事のうえに
圧し掛かる責任重大な仕事が、嫌でも入ってくるのだ。

フレンドリーでいることが、とても困難になってくる。

もう何年もやっているから、同僚も
「あ。そっか。今日から3日間は話しかけちゃいけないんだった。」
という感じで、空気を読んでくれている。

でも私はそんなにKYな奴、ぶっ飛ばすわよ的な光線をバキバキ放出しているのだろうか。

同僚には申し訳ないとは思っても、本当に1分1秒足りとも
無駄にできない。ただでさえ、この3日間だけは私は残業を進んでするぐらいだ。

そうでもしないと絶対に3日間で終わらせることができない。

もし出来なければ、「目標達成にならず」として評価でマイナスになるのだ。
そうすると、年に一度あるペイレイズ(給料が上がること)にひびいてくるし、
そうすると、同じく年に一度あるボーナスにもひびいてくる。
(ボーナスは年収の何パーセントで入ってくるのでね)

そんな切り切り舞いな日に限って、コンピューターが作動しないだの、
自分が使ってるファイルが無くなっただの、パスワードを忘れただのと、
もう頼むから他の誰かに聞いてくれ...と言いたくなるが、
そういうコンピューター全般の簡単な問題解決も私の仕事のひとつなので
相手を無下に扱うことができない。

職場に、どんなに忙しかろうと、体の調子が悪かろうと、
いつも誰にでも同じような笑顔で応対できる人がいるが、
一体何を食べて暮らせば、あんなふうにスーパーウーマンごときな
神業ができるのだろうというような女がいる。

やはり私なんて、自分が忙しいと気持ちに余裕が全くなくなるので
私ってなんてダメな人間なんだろうと
自己嫌悪に陥るのも月初めの3日間だ。

う。やっぱり彼女が食べてるものが知りたい。(って、食べものだけの
問題なのか?)

でもまあ先月と比べると、さほど大きな問題もなかったので
(先月は稀に見る災難だったのだ)、今のところ順調に
フィニッシュラインに近づいている。明日は何が何でも仕上げなければ。

いっそのことうちの猫の手でも借りようか。
うちの会社が雇うかな(←違)。



リクルーター: 「で、フリスキーさん。特技は?」

フリ: 「スペースキー連打」




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6 コメント

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Unknown (西九条)
2008-07-03 12:57:24
 そんなお忙しいなか、ブログファンのために更新ありがとうございます。

 忙しいと人格変わりますよね。あ、私の場合暇すぎても人格変わりますが・・・。ま、最近、後者はないですね(泣)

 やれば、結果がついてくる忙しさは、がんばりがいがありますし、達成感もひとしおですし、どうぞ、ベストをお尽くしくださいませ。

 今朝、ふっと気になって、以前のコメント読み返しましたが、ごめんなさい!私、ケイエスさんのお父様をご主人のお父様と勘違いしてましたね。で、お父様が60歳ってことは、、、。聖子ちゃん世代の若手組ですよね。ふふふ。
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西九条さんへ (ケイエス)
2008-07-04 08:08:13
いやー、自己嫌悪と戦いながらもやっとレポート終わりました。やっぱりね、どんな嫌な仕事でも、やった後の達成感がどんな感じかを知っているとやりこなせますね。

それにしても西九条さんって...するどい。

別にクイズ形式にしてるわけじゃないんだけど、そうそう、聖子ちゃん世代の若手組です(この言い方好きだな)。私は松田聖子以外に杏里、角松敏生、杉山清貴、そしてサザン(これも最近の、ではなくて、むかーしからのサザンです)をこよなく愛してます。洋楽ならマドンナの最盛期頃にどっぷり浸かっていました。 ふふふ(って私たちって何?)。
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今日の私も (コット)
2008-07-04 20:08:18
猫の手も足も借りたい忙しさでした。

そんな午後、いきなり学校帰りの小学生たち(生意気がランドセルしょってる状態)にポンポーンと呼び出され、
内心「うわっ!」とは思いましたが
インターホンごしに応対すると
「おばちゃんてー、ノラ猫にご飯あげてますかあ?」ですと!

しかたない…インターホン越しではラチがあかなそうでしたので出て行きましたよ。

我が家の飼い猫を抱いて行き
「おばちゃんが餌をやっているのはうちの猫だけです」と宣言しますと
「だってー、いつもドアのところにいる茶色の猫にもご飯あげてるでしょ?あれ、ノラ猫でしょ?」と
たたみかけるではないですか。

「いーえ、あの茶色のブチブチの世にも汚い色の猫も
うちの子なの。あの子はノラ猫じゃありません、うちの子!(ほとんど外にいてノラ猫みたいなんですけど、ちゃんと手術もしてるしご近所にはご迷惑をおかけしてますと盆暮れの挨拶もしてる…でも見たところノラ猫みたいな暮らしぶりなのは確か)もう1回言うけどおばちゃんはノラ猫には餌はやってません」

連中はしばし討議の結果
「あのーうちのママが猫の柔らかい方のご飯があまっているから、あげるって言ってるんです」ですって。

よくよく聞いてみると、何故だかママはウェットフードをたくさん持っていて困っているらしい。
で、いきないうちにピンポンするかなあ???

私は初対面の子供達だったのですが
彼らは常々「猫のいる家」「ここんちのおばちゃんは
猫が好き」と観察していたんですね。

ここまできて非常に面倒になり
「うちの猫はカリカリしか食べないの。
ママにはお気持ちありがとうって言ってください」と
話を終わらせました。

うう~、いったん下がったテンションをもう1度上げて仕事に戻るのはたいへんでしたあ~

子供ぉ~いきなりはやめてね、いきなりは。

ケイエスさん、今日の私はこんな風でした。
お互い、お疲れ様でした。

最後になりましたけど、いつもコメント返しをありがとう!


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お疲れ様です (727)
2008-07-04 20:23:08
文面からでも、忙しさがヒシヒシと伝わります。日本の同じ業種より忙しそうですね。私もKSさんと同じく、いつもK姐さんに色々聞いてもらってます。申し訳ないぐらい…(笑)。
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コットさんへ (ケイエス)
2008-07-05 08:03:00
コットさんのコメント、小学生とコットさんの会話のやり取りが目に浮かぶようで、笑いながら読ませていただきました。コットさんの猫さんは、外出も可能なんですね。誰かに持ってかれないかって心配になりませんか?うちの猫x2は100%家猫なので家の中が彼女達の王国なんです。ドアを開けても
怖くて出て行きません(笑)。
それからコットさん!自分で自分のことを「おばちゃん」って言っちゃダメですよ(笑)!
そういえばコットさんってご自宅でお仕事されてるんですか?(いいな~)
何はともあれ、お疲れ様です...。
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727さんへ (ケイエス)
2008-07-05 08:05:41
あははは!K姐ってとっても聞き上手なんですよね。彼女には悪いけど、これからも愚痴を聞き続けてもらいましょう。
727さんはどんなお仕事されてるんですか?
どんなお仕事であれ、あまり無理しちゃだめだよ~。
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