バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

当日の午後

2024年05月31日 | お仕事

当日の朝 - バージニア労働者

その日の朝、私は普通に仕事をしていました。本当にいつも通りの朝だったのです。突然チャットにメッセージを送ってきた人それが会社のCFO(最高財務責任者)だと理解するの...

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この続きです。

WebExを閉じて真っ先にしたことは、ハニバニに状況を伝えることでした。


状況が状況なのでそれをあっさりと「そうですか」と飲み込む人もいないでしょうね。


ハニバニは最初は驚いていましたが
私の会社ではレイオフがずっと続いていたので
オッケーとだけ、静かに言いました。


『でも僕たちは大丈夫だから』


と、言ってくれました。


こんなこともあろうかと、私たちは地道に貯金もしていました。


そして、他人事のように言う私も私ですが
すごいなあと思ったのが、
本当に予告された一時間後に会社のネットワークへのアクセスが遮断されたことです。


そこからですね


携帯のテキストがひっきりなしに入り始めたのは。


最初はもしかしたらレイオフされたのは私だけなのかなと思っていたけど


まさか職場根こそぎだったとは。


ブラッドを入れ、勤務年数が短くて経験も浅い同僚数名が残りました。


勤務年数が長いほどお給料が高くなるので
会社にとってはコスパの良い社員の方が都合が良いのでしょう。


職場にはマネージャーが二人いましたが
もう一人のマネージャーもレイオフになりました。


ブラッドは生きた心地がしなかったと思います。



それから起きたことはもうしょうがないねと言う感じで、いつもと変わらないランチをしました。

アメリカのリストラ - バージニア労働者

リストラって日本にもありますよね。アメリカ企業は日本に比べてとてもシビアで日本にリストラが滅多にないのは日本企業は社員を守る傾向にあるけれどアメリカは会社を守る...

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ランチを食べ終わってからぼんやりしていたら
同僚のマケイラから電話がありました。
彼女は残留の一人でした。


あんた本当にラッキーだったね、と言い
いままでたくさんありがとね、と彼女に言うと
「楽しかったよね」
と彼女が震えた声で返すものだから
そこからはもう二人で泣きました。


今思い返しても
あんなに悲しいと思ったのは後にも先にも
彼女と電話で話した時。


他のメンバーとはテキストで連絡し合いました。


その後のことは、あんまり覚えていません。


きっと状況が衝撃的すぎて
脳みそが平常を保たせるための安心ホルモンを放出しまくっていたのだと思います。


***********************

今日チャーリーは定期健診&予防接種でした。



ちょっと機嫌悪いですがおりこうでした。

家に帰ってきてからは疲れて爆睡していました。



目もしっかり閉じたまま:)


.




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6 コメント

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チエさんへ (ケイエス)
2024-06-02 07:49:36
ほんと、うわ~!ですよね。

これがアメリカの企業あるあるです。
確かにお給料は良い所が多いですが、その代わり会社の都合で無情で社員を切ることも普通です。
日本は終身雇用制度があるから、社員は守られますよね。
チエさんが定年までお勤めされて、そして普通に年金もらえるって幸せなことなんですよー。

そうですね、今までずーーっと会議だ、締め切りだ、研修だってバタバタと走り続けてきましたから
ここらへんでちょっと休憩するのも良いですね:)

チエさん、ありがとう💗
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うわ~(@_@;) (チエちゃん)
2024-06-01 22:15:35
アメリカって・・・厳しいんですね。
それに最後通告がオンラインだなんて・・・
日本もそうなっていくのかな~?
でも、きちんと準備していたケイエスさん、偉い!
ショックは大きいと想像しますが、ちょっとのんびりして、次に向かってください。

定年まで勤めて、年金がもらえる私って本当に有難いことなんだね。
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もふママさんへ (ケイエス)
2024-06-01 11:27:10
うん。妻または夫がそのような状況になったら、みんなどんな言葉をかけるんだろうって思ったら、
やっぱりとりあえずそういうだろうね。
本当に複雑になるよね。。。

獣医はねー!どちらにもストレスよ。チャーさんずっと元気に車の中で鳴いてた(不満ー!って言ってた)。

パフォーマンスの良し悪しよりも、今は会社の出費を抑えるのに必死なんじゃないかな。
リストラは一過性のもののはずなのに、もう何年もやってる。
うちの会社っていうか、保険会社自体が今とっても厳しいんだよね。異常気象やら大規模な山火事とかもう手に負えなくなってきてるでしょう?
今ね状況はまあ良くなかったとしても、退職金貰うことができて本当に良かったって思うよ。
普通にクビになってたり、任意で退職してたらこんなお金もらえないもんね。
でもやっぱり今できそうなことはやっておこうと思うよ:)超のんびりだけどね。
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Unknown (もふまま)
2024-06-01 10:39:52
そうですよね、いろいろな感情が入り混じっていることとお察しいたします。ハニバニさんが、We are okay的に言ってくれてのがわたしはとっても嬉しかったです。こういう時はやはり、安心できる言葉が欲しいものですもん。ハニバニさん、私からもありがとう。きっと結果オーライな未来が待っていると信じてます。

チャーさんもお疲れ様。これってやっぱりストレスだから、猫さん達も大変。連れて行く方もストレスですもんね。お疲れ様。

アメリカ会社あるあるですね。経験の浅い、お給料の安い人を残す。それが本当にいいパフォーマンスに繋がるのかしらん。人が財産と私は思うんですけど。でもきっといい未来がケイエスさんにはあります。私にはわかる。わかるのだ。肩に力いれて、えいえいえいするこたないけど、そう私は本気で信じてるのよ、ケイエスさん。Via オンラインとはいえ、もう3年越しのおつきあいだからね。わかるのよ。うん。
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tenmaruママさんへ (ケイエス)
2024-06-01 07:54:49
そうそう、ワクチンの後ってなんかテンション低くなるんですよね。
ハルさん、以前もそういうことがありましたよね?
チャーリーはやっぱり若いからなのか、次の日はいつものチャーリーに戻ってました:)

ママさん、毎日忙しいし頑張ってるし、しかも私は大丈夫ですよー。
でもまあ出来事が日本ではありそうなことではないからちょっと衝撃的ですよね。
でもまあ、これも新しい出発。
何か理由があってこういうことも起きてるんだろうなあとぼんやり考えております。
もっと経験を増やせっていうことなのかも。
ママさんも最初は手探りだったと思うけど、
持ち前のバイタリティーでちゃんとやってきてるもんね。
ありがとう。私も頑張りますよ!
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Unknown (tenmaru666)
2024-05-31 23:34:54
チャーリーさん、お疲れさま。
偶然うちのハルさんも
今日混合ワクチン打たれて、
テンション低めで眠り続けてる。
小さな体で辛いんよね。多分。
お腹が緩くなって、
母ちゃんにお尻をシャワーされて、
ますますテンション下がったよ(笑)

ケイエスさんに
大きな出来事が起こった事を、
呑気な私は、いま知りました。
遠い鹿児島からだけど、
心を寄せてます。
ケイエスさんのこれからが
ワクワクする日々になりますように。
というか、
そうなる想像しかない(笑)
お会いしたこともないのにね〜☺
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