みどりの野原

野原の便り

3月13日 ②炭焼き 原木入れ~火入れ

2007年03月13日 | Weblog
取出しが終った炭窯に次の炭焼き準備

原木入れから火入れまで。

         炭を取り出した後 窯入れの前

前回は、釜を作りながら入れたので、天井がないときに原木を入れること
ができたが、今回は窯が出来上がっているので上からは入れられない。

だから、狭い入口から原木を運びいれ、中に並びなければならない。


  原木をリレーで入口まで運び窯の中に入れる。

窯の中で原木を受け取って、太さを調節しながら、縦にきっちり並べ、
原木の上には柴の束を乗せる。

入口まで積んだら、焚き口との間にブリキ板をはめる。

焚き口の前の土を掘る。埋めてある土管も掘り出す。
(前に焼いた時、密封するために土管を入れて土で埋めてあるので)

      焚き口の前を掘る

ブリキ板の前の、焚き口のすのこ(ロストル)の上に柴用の短い木を
水平に並べる。
並べながら前をレンガを積んでフタをしていく。
このレンガをひっつけるのはセメントではなくて、泥ダンゴ
 
    柴を積みレンガを積んでいく               泥ダンゴ

上まで柴を並べレンガを積む。そのとき上部に追い焚き口用に半割レ
ンガを針金を引っ張れば外せるようにしておく。


     これで準備完了

ロストルの前に小枝薪を置き、火をつける。


ウチワで仰ぎながら薪を追加しロストルの下へ火を送る。

ロストルの上の(レンガの内側)の柴に火がつき、ブリキ板を越して
熱が伝わり、原木の上の柴に火がつき、熱が原木の方へ伝わる。

耳穴・天井穴と呼ばれる天井のドームに空けた穴と、ケツ穴と呼ばれ
る後ろの煙突に続く穴から煙が出てくる。


原木は生木なので、水分が多く、煙は始めは黒い。底から前へ出てい
る水抜き穴からは水が出てくる。

どんどん焚いていくと、煙も盛んに出てくる。



だんだん熱で木が乾いてくると、煙も少し白っぽくなってくる。

「煙が長くなってきたなー」と指導してくれているTさん。
「煙が長く??」何のことか聞くと、水蒸気を含んだ煙は長く伸びずに
途中で消えるのだそうだ。
私にはそんな微妙なことはわからない。

どんどん焚いていくと、ロストルの上に積んだ柴が燃え尽きてなくなっ
てくるので、
柴の継ぎ足しが必要になってくる。

そのときに、さっき作っておいた追い焚き口用のレンガ半分を取りだし
て、そこから柴用の短い薪を投げ込む。

どんどん焚いて、窯の中に熱がいきわたり、真っ赤になるらしい。
それは目で見ることが出来ないので、煙を見て判断するという。

天井の3つの穴を塞いだり空けたりしながら調節する。むつかしい。

しっかり火が入るのを見届けてくれるという指導の方たちを残して、4時
過ぎ私たちは帰った。







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3月13日 ①炭の取り出し 釜の中に入ったよ

2007年03月13日 | Weblog
1月9日から13日に炭焼き窯を作り、14日に原木を入れ、火入れ。
16日に火を止めたままになっている炭窯 

(9日(1日目)・11日(3日目午前)・12日(4日目)・13日(5日目)はブログ参照) 

今日は炭を取り出し。2回目の炭焼きを行う予定。

先ずは炭の取り出し

朝の状態 炭窯は全部密封されている。

先ず、入口の羽目板を外し、その内側の土を取りだすと中のレンガが現れる。

 
泥粘土でつないであるそのレンガを、1枚1枚取り外すと、窯と焚き口との間
に入れてあるブリキ板が出てくる。


   
これを外すと、薪が炭になったのが見える。それを少しずつ取り出していく。

小さい入口から体をいれ、散らばった炭のかけらからだんだん取り出していく。
長い炭も取り出していく。
  
            炭の1部                  クヌギの炭 上出来

順番に釜の中へ入って取り出し作業をした。

ある程度取り出した後は、中に空間が出来、2人ぐらい入って作業が出来る。

割合に天井は高い。人が立てる。

中は天井に開けた直径5センチぐらいの3つの穴(耳穴2つと天井穴)からの光のみ。

立てた原木の上には、枝葉も入れてあるので、細かい炭、灰も上に乗っていて、
崩れて粉が舞い上がる。

窯から出てきた人は灰だらけ。


他人のことを笑っていられない。タオルで鼻と口を塞いでいたのに、鼻の中を拭
いてびっくり。真っ黒だ。友だちと大笑い。

出来上がった炭はいいのもあり、崩れたのはまたそれなりの使い道がありそう。
おみやげにもらって帰った。




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