つくば実験植物園の池で咲いていました。スイレン科コウホネ属の多年草です。北海道の空知地方、尾瀬など比較的寒い地方の湖沼に分布しています。絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護されています。黄色い花弁のように見える萼片に、赤色の混じった柱頭盤があり、夏の暑い植物園の中でもひと際目立つ印象的な花です。
直径が15㎝位ある大輪のピンク色の花でした。ほかにも白や赤色の花もありました。ベゴニアには多くの種類があるようですが、この大輪の花を咲かせるタイプは、アンデス山脈が原産の球根ベゴニアで、高温多湿を嫌うため、北海道や本州の高原など一部の地域でのみ屋外での栽培ができるようです。花の美しさから愛好者も増えているようです。写真は8月14日に撮影しました。