つくば実験植物園のクレマチス展の入口で、これもクレマチスの仲間です・・と説明されていたものです。シロバナハンショウヅルは、花が下向きに半開きのように咲くことかラ名付けられているとうです。キンポウゲ科センニンソウ属でクレマチスの仲間で、本州の温暖地域(東海・南近畿)、四国、九州に分布しています。江戸末期に静岡県下田にペリー提督率いる黒船が来航したとき、同行学者によって標本が作られて学名が付けらました。写真の株は、その下田市城山公園海岸道路で最終し、挿し木によって増殖したもので、分類学的には貴重なものであると詳しく説明されていました。
つくば実験植物園で恒例のクレマチス展が開催されています。まだ始まったばかりで、咲いていないものもありますが、種類はものすごいもので、すべてを掲載することはできませんが、印象に残ったものだけでも掲載したいと思います。はじめは、入口に咲いていたクレマチス’ニオベ’です。赤白の模様がとても印象的でした。説明によれば、クレマチスとは、キンポウゲ科センニンソウ(Clematis)属の植物の総称で、テッセンやカザグルマも含まれるそうです。北半球の温帯地域に約300種、日本にはセンニンソウなど20種類が分布しているとか。絶滅危惧種のカザグルマの変異保全とこの仲間から作られた大輪系の園芸品種約1200株が植物園で管理されているとのことでした。流石に国立科学博物館所属の植物園です。すごいですね。
花弁が酸いピンクのところに紅色の斑点があります。美人画酒によって艶があるように見えたのでしょう…なかなかの名前ですね。花弁の先端はきれいな桜の花弁のように見えますが、個のような咲き方を「桜弁」というと記されていました。