つくば実験植物園で「シナミザクラ(支那実桜)」がほぼ満開になりました。この桜は江戸時代に支那から伝わったもので、直径1.5㎝程の実(サクランボ)をつけます。近年大きくて美味しいサクランボが山形などで生産されていますが、これは、「西洋実桜」を品種改良したものです。「支那実桜」の実は甘さは低いものの美味しいようで、江戸時代には愛好家も多かったのではないでしょうか。写真は3月19日に撮影しました。
我が国在来種のタンポポには地域性が強く、地域ごとに変異があることから関東地方・山梨・静岡地方に生育するタンポポのことを「関東蒲公英」と呼ばれています。在来蒲公英の特徴は、花弁の付け根の部分の総苞片が反り返りがないことです。道ばたに増えているセイヨウタンポポはこの部分が反り返っているので区別できます。写真はつくば実験植物園で3月19日に撮影しました。