神戸の花鳥園で見かけたシロフクロウです。北極圏に広く分布するほか、ユーラシア大陸、北米大陸などの亜寒帯まで南下してくることがあるようで、北海道でもまれに見られるそうです。写真のようにほぼ真っ白な鳥は雄で、メスや若いオス鳥は、黒や褐色をしているそうです。目を細めてポーズをとるこのフクロウも可愛いですね。写真は8月14日に撮影しました。
神戸の花鳥園で見かけた朱色の鮮やかなトキです。南米のベネズエラからブラジル南部にかけての湿地や海岸付近に生息しています。マングローブ林の中などにコロニーを作って繁殖するとか。写真は8月14日に撮影しました。
神戸花鳥園で見かけました。セントルイス・ゴールドほど花が黄色ではなく、白い色をしています。花の大きさは直径が15㎝位で水面からニョキッと花を出していますので、印象的です。熱帯性スイレンの一つですが、揺れる水面に映ってとても涼しげでした。
神戸の花鳥園で見かけました。熱帯スイレン(Tropical Water Lily)で、濃紫色の花がとても涼しさを演出しています。青色や紫色のスイレンは熱帯種に限定されるようで、珍しいことから愛好されるようです。熱帯スイレンは、気温が一定の温度を保てれば、年中開花すると記されていました。この植物は、雄しべの大半が花弁化するという変わった性質を持っています。開花が進むと中央の黄色い雄しべが紫の花弁に変化するのでしょうか?
夏休みに神戸の花鳥園を訪れました。数多くのスイレンの品種が展示されていましたので、いくつかを紹介します。初めにブルー・スターです。水面から上に花茎が伸びて咲く、痰青紫色の花がとても幻想的な熱帯性のスイレンです。写真は8月14日に撮影しました。
つくば実験植物園の池で咲いていました。スイレン科の多年性水草で、わが国に野生する唯一のスイレンです。白色の花がとても可憐で、いかにも和風の感じがします。名前の由来は、未の刻(午後2時ころ)に開花することから名づけられたもののようです。写真は開花直後の頃で、まだ完全に開いていませんが、この花の美しい雰囲気は味わっていただけると思います。写真は8月5日に撮影しました。
つくば実験植物園で咲いていました。とても小さな赤紫色の花がたくさん集まって直径20㎝位の散房花序を形成しています。この植物は、北アメリカ東部地方原産で、解熱利尿などの薬効を持つキク科の多年草です。近づくとほんのりリンゴのような甘い香りがします。
8月上旬になって、つくば実験植物園の森の中を散策すると、まさに蝉しぐれの中を歩く心地よさがあります。アブラゼミに交じってツクツクホウシも鳴き始めていました。ツクツクホウシの声を聴くと何となく秋の訪れを連想します。写真は多分アブラゼミが羽化した後に残った抜け殻ではないかと想像しています。地面から出てくるのが遅い時間だったのか、地面から低い百合で羽化したようです。昆虫図鑑によれば、蝉の抜け殻は、漢方で「蝉退」という生薬として古来使われるそうです。
つくば実験植物園で美しい青紫色の花を咲かせていました。中国・朝鮮半島に分布するシソ科の多年草です。江戸時代に小石川養生所で栽培されたのがわが国での栽培の始まりだと言われています。漢方では、抗炎作用があるとされて活用されます。根の切り口が黄金色をしていることが和名の所以のようです。
つくば実験植物園の食の植物の多様性の展示区画でオクラの花が咲いていました。黄色いハイビスカスに似た美しい花です。食用にする実は上向きに伸びているのが写真でもわかると思います。たまたま展示されているのは、赤褐色系の実がつく種類のものでした。店頭で販売されているのは、緑色の実が多いですね。説明によれば、もともとアフリカ北東部に分布し、「Abelmoschus esculentus」、アオイ科トロロアオイ属の多年草です。エジプトでは紀元前200年ころからすでに栽培されていたとのことです。
つくば実験植物園の食の植物の多様性展示区画で撮影しました。ヒョウタンの中ではもっとも小さいサイズのもので、大きさは5-6㎝程度でした。栽培の仕方では大きさが異なり、鉢植えにした入りすると相当小さくなるようです。3種類の瓢箪を比較してみることができ、その見た目での違いを観察することができました。